格別、だけど。

エターナルピースは新潟7Rで1着になりました。

 

+30ほど太くは見えませんでしたが、調教過程からも「間に合わせ」感はありあり。それでもパドックの歩きはぎこちなさを感じなかったのでちょっと期待していました。レースは平均的なスタートから一気に行き脚を付けると、同厩舎の断然人気馬のハナを叩いて逃げ。そのままの態勢で直線へ向き、最後は脚が上がったものの、外から来た人気馬に身体を合わせる好騎乗でギリギリ粘り混んでくれました。

 

まあ、嬉しいです。本当に。実は母子での勝利はこれが初ですし。何より格別に思い入れのあるピースの子で勝ったことも嬉しい。馬の頑張りや、野中君の騎乗にも感激。しかし、この大事な大事な未勝利に同じ厩舎の3頭出しってのはモヤモヤしますね。まして断然人気馬の立場からすると一番嫌な負け方。逆の立場だったら、と思うと、言葉が出ないです。これで競走生活は繋がりましたが、この厩舎に対しては、初戦の騎手起用、前回入厩時の流れと合わせて、あまり良いイメージ持てていないですね。今日も、厩舎に対しては感謝の言葉を言いづらいなあ。今後払拭してくれるかどうか。そういう意味では、天栄の「仕事はこっちで全部やっておくから、厩舎は余計なコトせず維持だけしてレースへ迎え(意訳)」のジャッジは絶妙でしたな。外厩全盛時代のメリットだ。

 

この後はまた長めのお休みに入りそうな気もしますが、あとはもう、無事に引退するまでの道のりをじっくり歩んで欲しいです。その間に、何度かの興奮と喜びを届けてくれれば言うこと無し。今日は人馬共にお疲れ様!

 

21日の新潟競馬ではスタートを決め、先手を奪う。そのまま直線へ向かうと人気馬との叩き合いになるが、僅かに凌いで見事優勝。「会員の皆様おめでとうございました。正直、かなりハードルの高い戦いでしたので、本当によく勝ち切ってくれました。トモを傷めなければここまでハラハラすることもなかったのかもしれませんし、ご迷惑をおかけしてしまったことを本当に申し訳なく思っています。これも馬の能力の高さがなければ無理な話でしたでしょうし、天栄でトモのケアと調整をしっかりとやってもらったおかげで勝利できたと思っています。レースからまださほど時間が経っていない状況ではありますが、今のところ歩様に大きな乱れはなさそうです。ただし、時間が経って変わる可能性も十分に考えられますから、しばらく時間をかけて経過を見ていきたいと思います」(和田郎師)前走は約1年前のデビュー戦で、その間脚部不安を発症し、また再入厩後1本目の追い切りでトモを傷めて不安を抱えた状態の調整を余儀なくされてしまったことから、トレッドミルを有効活用できるように牧場でギリギリまで乗り込んでもらって今回のレースへ挑むことになりました。調整過程から正直かなり厳しいものがあったと思いますが、そこは牧場そして厩舎が連携し、見事に優勝に導いてくれました。それ以上に、馬の能力がないとこのようなことを達成することはまず難しいでしょう。いずれにせよ、最後まで諦めない気持ちが実を結んだ結果であり、携わってくださった方々、応援いただいた会員の皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。もちろん勝ったからと言って喜んでばかりもいられません。反動が心配でもありますから、この後の様子を慎重に見極める期間を設けてから今後について検討していくことになると思います。

 

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