若手かくあるべし

9/13 金成厩舎 12日、13日は軽めの調整を行いました。「ノーザンファームの空港から天栄で移動して約1週間ケアをしてもらい、そのうえで今週入れさせていただきました。前走後の疲れも癒えて順調に調整がスタートできていたことは北海道へ行った際に直接目にして確認もしていました。人間の思い通りに来ることはなかなかないのですが、ここまで順調に来ましたし、ここのタイミングで入れたいと言うときに入れてあげられて良かった。今後は次のレース、そしてその後のレースと順調に行ってくれればこの上ありません。昨日今日はじっくり動かしていますが、これと言った不安点もありませんよ。速いところは来週あたりから開始することになるでしょう」(金成師)10月8日の東京競馬(本栖湖特別・芝2400m)を目標に調整していきます。

 競馬サークルに限らず、我々の社会でも、既得権を持っている人や資金力、人脈に勝る人に太刀打ちするのは、知恵と身体をフルに使って頑張るしかない。それでも上の人間がサボらなければ絶対に追いつけませんが、人間、権利を持つとサボる生き物です。頑張れば追いつける。

 若手調教師、特に美浦の若手にはそうした意気込みは不可欠ですよね。東西の差や景気、ぼーっとしてたら滅ぶのみ。どんどん努力して頑張って欲しい。そうすればファンも応援したくなりますし、馬主もきっとそうでしょう。なんだかんだ、馬主になるような人種は「基本的には」頑張る若者を応援したいって世代が多いと思いますしね。


 金成調教師は、今若手で頑張ってる人の一人ですが、関西の吉村調教師、今野調教師あたりは似た臭いを感じます。西高東低って言ったって、高いからこそ既得権がひっくり返りづらいってのもありますものね。そんな中でこの2人は光るモノを感じます。開業して移動してきたインオラリオでいきなり一発決め、そこで作った浜中騎手とのパイプを軸に地歩を築きつつある吉村師、トウショウフリークやオレンジティアラなどを「復活」させ、調整能力の高さを垣間見せる今野調教師。勿論まだまだ政治力や人脈は低いですが、キャロットが今からこの辺の調教師を開拓しようとしているのは好感持てますね。橋口さん、マツパクさんはもう1・2世代で引退。伊藤雄先生や瀬戸口先生が引退した時と同様、関西調教師の勢力図は変わる。その時に、今リーディングの調教師とのパイプは勿論大事ですが、伸びてくる厩舎に食い込むのはもっと大事だと思います。今野師とは1歳で関係が持てそうなので、どんな調教師なのか、じっくりチェックしたいですね。誰か吉村さんのマチカネホレルナヨに行かないかなー。


 あ、マージービート復帰戦楽しみです!

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