出直し。

11日の東京競馬では道中は中団の外めを追走、直線半ばで余力をなくし18着。「テンションが高くなってしまってゲート入りも煩かったですね。返し馬でのキャンターは、いいフットワークだったし、芝は下手ではないね。直線までは悪い走りではなかったが、ラスト1ハロンでバッタリ止まったあたり、距離が長かったかもしれませんね。スピードのある馬だし、短い距離なら巻き返せると思いますよ」(安藤勝騎手)「芝の走り自体は悪くなかったし、ピッチ走法なので渋った馬場も向いていたと思います。しかし、ジョッキーも言っていたように、マイルの距離は少し長かったかもしれません。それに輸送はうまく行ったが、馬場に出てからピリピリしてテンションが高くなってしまいました。初物づくしのいきなりのGIで、さすがに厳しかったですね。ゲートは再審査となってしまったので、すぐにゲート練習を行うか、放牧明けにやるか決めたいと思います」(中尾秀師)

 一番懸念していたのが「長距離輸送での精神面」、2番目が「G1のパドック(と装鞍)で今まで経験したこと無い熱量に馬がやられる」、3番目が「マイル」だったんですよね。芝は全く心配してませんでした。元々デビュー前に気性の問題を抱えていた馬ですし。仕方ないですね。

 レース後の私の感想としては「自滅したのでノーカウント」。陣営にはこれで適性を判断することなく、今後も柔軟にレースを選んで欲しいと願います。アルシラートのレース選択でもいつも言ってたことですけど「マイルがダメなのか」「坂がダメなのか」分からない馬を「坂のあるマイルに使う」レース選びはなんの収穫も得られないばかりか、先も見えないので、次(芝を)使うなら、短距離で。マイルはダートで試してみると良いんじゃないですかね。

 とにかく、ゲート再審査と短期放牧。次走は夏になりそうです。楽しみに待ちたいと思います。

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