あと2日

投票日まであと2日。当日は仕事が入りそうだったが、無事休みになったので、開票速報を家でじっくり眺めることが出来る。


現時点で、民主党候補に入れないことは決めた。民主党は、政権党ではない、かつ唯一政権を執り得る与党にもかかわらず、露出するコメントが徹頭徹尾政権党への因縁だけで、自分たちが政権を執ったら何をするかという公約が不透明。約束している具体的な数字も、民主党の母体を考えると実現度の低い空約束。自らが非難している自民・小泉政権を上回る根拠に乏しく、幼稚な中小の域を出ない。加えて内の選挙区の候補は上から言われたであろう党のマニフェストの連呼するだけで、個人の欲求、目標の提示に乏しく、自民党候補より若いが、若いだけの馬鹿にしか見えない。語気にも精神力を感じない。到底1票を託すに至らない。


残るは3人。後2日で何らかの決定材料が得られるだろうか。自民党候補はジジイなのと、WEBがしょっぱいのがなあ。


内Pの打ち切りについて。結局、こういう感性に頼ったお笑い(空間の面白さ、字幕で表現できない感覚的な娯楽)は、今の誘導された笑いしか理解できない子供には厳しいのだろう。女性の支持が低いということも言われているが、誤解を恐れず言うが、本来お笑いというのは男のためにあるモノ。女性が楽しむ権利はあるが、それは付随物で、女性に支持されることは本題ではないはず。ハネとびのような幼稚な番組(芸人の熟練度が低い&個々のポテンシャルを全く生かしていない。この手の番組は全て「夢で逢えたら」のビデオを全制作者・出演者で正座して観てから自分たちにやる資格があるかを内面に問うべきだ)が支持されていること自体、ゴールデン進出すること自体、今の視聴者のレベル、放送作家、テレビ局の偉いさんのレベルを象徴している。お笑いブーム、ブームと言うが、皆がこぞって一過性のブームでいいや、と安易に逃げている今のお笑いブームは空々しく、きわめて中身が薄い。今、レギュラーを持っている芸人のうち、5年後に芸人としてテレビに出ることの出来る人間が3割いるだろうか?


Jリーグブームしかり、競馬ブームしかり、本当に好きな人間、好きな人間に支持される番組に足を向け、そのジャンルを愛していない通りすがりの視聴者に媚び、実力の伴わない若手を持ち上げる、その先にはバブルの崩壊と空しさだけが残る。寂しい。俺に出来ることはつまらない番組を観ないことだけ。悲しい。


別に小中学生をメインターゲットにしたコメディアンを蔑むつもりはない(それこそ爆笑問題とかね。分かりやすさのために才能を犠牲にしたピエロ芸人も偉いことは偉い。それなりにシチュエーションが嵌れば大人でも面白いし)。自分も子供の頃はひょうきん族で育った。だが、深夜枠を子供向けにするテレビ局の動きは否定しなければいけない。ゴールデンのレベルダウンも然り。ピンで人の心を掴めないB級コメディアンが大勢でかろうじて及第点をクリアする番組が多すぎる。テレビは絶望的だ。それでもテレビ以外に評価に値するメディアは存在しない。芸人「無勢」が無能なディレクターや部長を支配できる世界になると良いが。民放がPPVになれば大丈夫かもしれないけど。ウッチャンに金出す大人はいても、アンタッチャブルとかロバーツ金出す人は子供しかいないでしょ(特にロバーツとかはせいぜいアイドルであって、芸人じゃないよね、コントは本当につまらないし薄っぺらだし。「Qさま」は面白いけど、企画の力であって芸人の力を必要としないからであってね。リチャードも山崎が戦犯と言っていいし)。そうなればいずれ優勝劣敗で淘汰されていく。それが理想。


視聴率なんて言う無意味な根拠も10年古い。面白い番組ほど録画して、つまらない番組は生で観る。とうに時代はそうなっている。視聴率は愚か者の踏み絵。そんなモノに価値を感じる馬鹿は現代視聴者にはいない。


とにかく今の芸人は目に力が無さ過ぎる。芸人として云々以前に、人としての力がない。そんな連中の上辺に頼ってる今のブームはとっと消し飛べばいい。どんな世界でもバブル期にはアマチュアに毛が生えた人間をプロに引き上げて、もてはやす。だが時間が経過した後振り返ると、必ず誰にとってもマイナスの結果に終わる。今サンピン芸人を一流扱いするプロデューサーは彼らの人生に責任を負うのだろうか? きっとNO。芸人なんて使い捨てなのだ。切ない。


結局ね、芸人も政治家も、表層のパフォーマンスより人を引きつけるカリスマが大事ってことで。どっちも薄っぺらね。本物は本当に素敵だけど。

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