綺麗に嵌まった。

アシェットデセール、デビュー2戦目となる中山ダート1800を勝利しました。

ジョシュ、に限らず、中央のヌル騎手にはびこるはき違えた馬優先主義妄想から動かせる騎手へのバトンが綺麗に繋がりましたね。デビュー風調教を見て、まともな騎手なら十分勝負になるだろうと思いましたが、ここまでとは。

スタートである程度促してったところまではオーダーでしょうが、そこからインに籠もるのでは無く外に張れるポジションへ馬を誘導して、3コーナーで動きがあった際にも早めの対応、押っつけながら4コーナーで加速して、直線は後続がはじけない限り勝ったなと安心できる内容でしたね。上手いな、ヒューイットソン。

こういう結果見ると、外人に馬が集まるのも当然だなと思いますね。一ファンとして、日本人騎手を大事に、と思うのは自由ですし、共感も出来ますが、馬主視点で見ると、年々2歳3歳馬のスポイルが早まるJRAシステムの中で、先々とか綺麗事をお題目にぬるい騎乗を繰り返されたら本当に腹が立つ。今のJRAの3歳戦に捨てレースなんてない。常に勝ち上がりまでを逆算した一発勝負。その意識のある中央騎手が、果たして何人いるでしょうね。私の感覚だと、若手も含めて10人いるかいないか、だなあ。そして、そういう意識から隔絶されたぬるま湯騎手の、なんと多いことか。年間50勝とうが、100勝とうが、そこがない奴は、お仲間サークル競馬のごっこ遊び以外では仕事できると思えないですね。どんどん、若手や外人に潰されて機会を失えば良いし、そこを無視した擁護論は、心に響きませんね。

この一変を使った効果有りと見るか、調教で徐々に馬を理解出来てきた成果とみるか、あるいは鞍上がまともに仕事した結果とみるか。先週のコンダクトレスから今日の結果で、コジシゲざんにも強く響いたのではないかと期待します。調教からこれだけの工夫をする調教師さんに、ちゃんと答えることの出来る騎手がいれば、ここまで未勝利なんてことは無いですよ。2020年初勝利おめでとうございます。前に進んでいく姿勢を、今後も気持ちよく応援したいです。

 

21日の中山競馬では押していき、先団を追走。3コーナー付近から進出を開始していき、直線へ向くとしっかり伸びて優勝。「この馬はとにかくのんびりしていて、その気を見せにくいところがあるので、いかに動ける状況をつくってあげられるかが大事だと思っていたのですが、上手くいって良かったです。元気が初戦で最後までビシッと動かしてくれたことで今回は少し動けるようになっていましたから前進は可能だと捉えていましたし、仮に上手くいかなくても無理にでも出してもらえたら先につながると感じていたので、ジョッキーには前半からある程度は動かしていってほしいと伝えてあったんです。道中で位置をキープするのがきつくなるかもしれないな…と思えたところがあり、単純に外々を回そうとするのでなくロスのないようにしつつフォローしてくれたところがジョッキーのファインプレーでしたね。そして、勝負どころから上手く上がっていけ、直線へ向かうところでは勝ちそう、少なくとも掲示板は外さないだろうと思える走りができていました。ジョッキーにこの馬の評価を聞くと“スタミナがあるし、乗りやすく、とても良い馬。ただ、まだ指示に対してどうしていいかなど色々とわかっていないことも多いから、これから理解していってくれればさらに良くなると思います”ということでしたよ。動かなかったり、ちょっとズルさがあるような馬のことを英語で“レイジー“と表現することがあるのですが、彼に言わせればレイジーではなく、ただ若いだけということも伝えてくれましたよ。我々もそう思っていたので彼の評価と一致していることも嬉しく思いました。上がってきた時の息遣いを聞くと、さすがにしっかりと走った分だけフーフー言っていました。前回もそうですが、おそらく疲れは出ると思いますからケアは必要でしょう。ただし、口取りのときもバタバタするのではなくジーっと立っていられる精神力も見せてくれました。ルーラーシップの仔で稀に変な変わり方をしてしまうことがあるので気をつけなければいけませんが、余裕があるように見えたのは何よりです。心身ともにいい成長を遂げられるように大事に育てていければと思っています。会員の皆様、おめでとうございました」(小島師)前走は気持ちのスイッチが前半で入らなかった影響で追走に苦労しましたが、最後は伸びを見せてくれていました。図り切れない部分があったのも事実で前走だけでは評価がしづらく、また、先週あたりまでの動きはもう一つと思えたところもあったのですが、当該週の追い切りの動きが悪くないという陣営のジャッジから強気に今週の競馬へ臨むことになりました。正直に言えば、使ううちにチャンスを掴めればという思いもあったのですが、調子の良さと鞍上に前半からプッシュして気持ちを乗せていってほしいという陣営の見立てと指示がはまって、2戦目で初勝利を飾ることができました。2戦目でガラリ一変することができたのは馬のポテンシャルあってのものですが、陣営や牧場など本馬に携わる方の存在ももちろんのこと大きく、感謝の気持ちでいっぱいです。しっかりと走らせた後なので適度にリフレッシュさせながら使っていければと思いますが、まずは本日の頑張りをねぎらいながら時間をかけてし様子を見てもらったうえで、今後について検討していくことになります。

 

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