もうひとがんばり

 ヘブンリーブライドは4着。

23日の阪神競馬では好スタートから積極的に前を伺い、先頭に立つ。後続を引きつけつつマイペースの逃げで直線を向き、そのまま粘り込みを図るが、ゴール前で差されて4着。「スタートがとても良かったですし、枠も内だったので積極的な競馬を心がけました。無理せず先頭に立ててペースも楽だったので、あとはどこまで粘れるかという形だったのですが、最後は久々の分か息切れしてしまいました。ただ、直線は後ろから来られたらそのたびに反応してくれていたので、一度使った次はもっと良くなると思います」(荻野極騎手)枠順を利してすんなり先頭に立ち、リズム良く逃げていい形でレースを運べたと思います。最後一杯になったのは久々の分でしょうし、それでもパッタリとは止まっていません。いかにもひと叩きして良くなりそうな内容でしたから、今から次走が楽しみです。この後はトレセンに戻って馬体を確認してから検討します。

 スタートからの走りは良かったけど、あんなに直線おいでおいでする必要はあった? とか、内を空けてそこから差されるのは騎手としてどうなの? とか思う競馬ではありました。まあ、2ヶ月ちょっと空いていたので、文面通り次は前進期待したいです。極くんは若手では良い騎手だと思いますが、今日のレースを受け、次も結果出なかったら交代も必要ですね。人馬ともに頑張れ。

 レイズアスピリットは6着。

23日の中山競馬では後方外目からじっくりと進める。2周目の3コーナーあたりから勢いをつけて上げていくが、直線ではジリジリとした伸びになり6着まで。「スタートを出れば前目に付けることも考えていたのですが、そこまでではありませんでした。それなので出たポジションからリズムを重視して進めるようにしました。馬が中山2500mの走り方をわかっていますね。勝負どころからの切り替わりがスムーズで良い手応えで立ち回れたんです。これならまとめて交わすのではないかと思うくらいで、少なくとも3着くらいはあってもいいと思うのですが、手前を替えてからがもうひとつになりましたね…。そのあたりを考えるとまだ本調子までには至っていないのかもしれませんが、良さを感じさせましたから、復調してくればさらにいい走りをしてくれるはずです」(石橋騎手)「今回は長期休養明けを一度使ったあとでもあったので、天栄でも緩めすぎずに乗って送り出してくれて調整がしやすかったです。体も大きな変動のない状態でレースへ送り出せましたから得意のこの舞台で巻き返してくれたらと思っていました。競馬っぷりはいつものレイズ。最後にまとめてくれればと思いましたが、らしさは見せてくれましたよね。この舞台でも何もできないようだとそろそろマズいかと思いましたが、これならばという気持ちです。このあとは脚元の異常がないかをチェックしたのちに天栄へ放牧に出しますので、現地でよく様子を見てもらって、大きな反動がなければコンディションと番組を見ながらまた考えていきます」(上原師)ここ数戦は思うような走りができていませんでしたが、得意の舞台で改めてという思いでした。すると、いつものようなレイズの走りを見せてくれたように思いますので、ガクッと来なければまたトライしていきたいところです。このあとはNF天栄へ放牧に出ますので、現地での状態を見ながら今後について検討していきます。

 久々にらしさを感じる競馬でしたが、こうも休み休みではなかなか全力発揮とは行かないですね。どうもこの馬に関しては天栄の見立てが激辛で、鉄砲では仕上げ切れていない感じあるので、出来れば連戦して欲しいですが、それで苦しいところが出てしまっては良くないので、難しいですね。明け7歳。もう一花期待したいです。

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