惜しかった!

2日の川崎競馬ではまずまずのスタートから先手を奪い、先頭でレースを進める。そのままの形で直線でも粘り込みを図ろうとするが、上位2頭の強襲に遭い3着。「強い相手もいましたが、その中で最後まで本当によく頑張ってくれたと思います。コーナーを6回もまわるので、途中でその気になる部分もありましたが、きついコーナーもきっちりこなせていましたね。最低でも2着は取りたいところでしたが、まだまだ良くなる部分もあるでしょうし、今日の経験を糧にこうした舞台で常に戦える仔になってくれたら嬉しいです」(川田騎手)「あと一歩というところまで頑張ってくれましたし、この相手によく走ってくれました。当然、悔しい気持ちはありますが、ここまでの成長ぶりには本当に頭がさがります。これでまた良くなってくれるはずですし、この先がとても楽しみですね。もちろん、こうした舞台でしっかりと結果と残せるように頑張りたいところです。厳しい競馬の後ですから、今後についてはレース後の状態をしっかりと見た上で決めていきたいと思います」(吉田師)もともと潜在能力の高さを感じさせる馬でしたが、経験を重ねるごとに力を付けていき、遂に重賞の舞台に挑戦を果たしました。結果は3着と敗れましたが、牡馬混合G1でも上位争いをする勝ち馬と差のない走りでこれからの更なる飛躍を感じさせる内容でした。今後については状態次第で検討していければと考えています。

 今回、現地で見てきましたが、パドックでは贔屓目抜きで、アムールブリエを除けば明確に一番と言える出来。それを裏付けるように単勝も最終的に2番人気でした。初となるタイトな川崎の6ターン、中央とは異なるダートで、果敢に逃げて、本命に大名マークに合いながら、4角ではこちらの方が手応えでは勝るかな、と言う雰囲気。結果的には3着になってしまいましたが、他の中央馬が勝ちを諦めて賞金を狙いに来たような競馬ぶりの中で、唯一、勝ち馬に真っ向勝負を挑んだ気がします。

 欲を言えば、ウォーエンだけに最後のコーナーで先に仕掛けて、差を広げるような乗り方をして欲しかったですし、そうすれば少なくとも2着はあったかと。2着との差は馬のキャリア年齢は勿論、南関を知り尽くした戸崎とそうじゃない騎手の差でしょうね。それでも、初の交流重賞でこれだけ正統な勝負で力を示してくれたことには満足です。今後は中央の準OPの壁、更には夏のクラス分けを経ての再度の上積みなどあるかと思いますが、是非また川田君とのコンビで交流重賞を賑わせて欲しいですね。

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