大舞台を堪能しました。

 ハープスター凱旋門賞で6着でした。

 4角からフォルスストレートへ入るところで、外に壁がある状態で内にいたのが悔やまれる。勿論そこへ至る流れもあり、あそこしかなかったのかも知れないけど、もう少し早く下げて外に出るか、阪神の悪夢を忘れてインで勝負してくれれば。流石に全馬やり過ごして下げてからの加速ではハープの足でも届かない。それでも大外に出してからは彼女らしい切れ味を見せてくれた。勝ち馬は遙か前方だったけど、2着争いのグループまでは食らいつけるかな、と。しかし前は遠かった。掲示板に乗った馬は皆、仮柵の取れたコースを突き進んだ馬ばかり。ただ1頭外から追い込んだのは見事ですが、遠かった。本当に。


 悔いが残らないレースとは言えませんが、この舞台に無事辿り着いて、そして恐らく無事レースを終えてくれて、今は安心しています。日本競馬の悲願であり、凱旋門賞という「呪い」は今年も解けませんでした。その呪縛に飲まれる形での遠征でしたが、これに懲りずに来年以降もチャンスある馬を連れて行って欲しいですね。ハープスターは、自身に合う舞台を、現実の目標へ向けて進んでいこう。


 得難い経験が出来ました。ありがとうございました。


5日のフランス競馬ではスタート後に行き脚がつかず後方を追走。内々で脚を溜め、直線は大外に持ち出してしっかり伸びたが6着。「今日は皆さんに応援いただいてありがとうございました。馬の状態はとても良かったし、乗りながら状態のよさは感じましたし、馬自身の能力の高さも改めて実感しました。その中で、今日は皆様の求めるような結果が得られず申し訳ありませんでした」(川田騎手)「皆さん、フランスでの競馬に大きなご声援をいただき、ありがとうございました。皆さんの求めるような結果は出せませんでしたし、結果がすべての世界ですから何も言えないのですが、このレース内容には納得しています。競馬のあとも特に問題なく、馬は元気そうです。今後については日本に戻ってからの状態を見てからまた考えていきます」(松田博師)着順は残念でしたが、直線大外を伸びる脚は迫力がありましたし、敗れてもなおこの馬の素晴らしさは伝わったのではないでしょうか。3歳牝馬の身でこれだけのチャレンジをしたことは、必ず今後に活きてくるはずです。このあとは、日本での着地検疫を経て放牧に出し、状態をよく確認してから検討していきます。

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