締めくくれず。

 レイズアスピリットは4着。案山子の保身騎乗についてはもう諦めているのでもうそんなに感情も動かないのだけど、終始大外ブン回して抑えるでも行くでもない中途半端な位置取り。仕掛けのタイミングも微妙。結果として4角前の方に行った馬では唯一踏みとどまったけど、前半レイズの位置取りにいた馬がことごとく勝負になってるという。こういう競馬で掲示板乗っておけば食いっぱぐれない、という精神を体現した立ち回りで、人によっては目立つミスはないと言いかねないけど、ポリシーや知性を感じない、ゲートからゴールまで、更にはレース後の言動まで全部プロの競技者としての美しくない。前走と言い、工夫一つで勝てる流れの中で一切の工夫をなされないのでは、馬が可哀想だ。来年はこの馬でスッキリしたい。

 エルマンボは6着。ゲートでてから行き脚悪く、道中もリラックスして走れず、仕掛けてからの反応も鈍く。この馬の良いところを感じないレース振りは少々ショック。休み明けの分を差し引いても、やはり小倉からの流れが払拭できていないのだろうし、この馬に限らずしがらきとの意思疎通の問題がある気がする(まあしがらきはそういうのしょっちゅうなんだが)。堀さんはこのクラスの調教師だからこそ厳しい目で見たいけど、リズムが悪くなった際に外に責任転嫁するようなところが幾分見受けられるし、良い騎手を乗せる「だけ」では流れは出来ない。その辺りが改善されないと西の角居に匹敵するような「超」のつく一流調教師としては認められないだろう。晩成タイプと言いつつ明け6歳。着々とアンヴァルトの路線を歩みつつある。あれとは調教師としては文字通り月とスッポンだけど、だからこそ結果大差ないじゃ寂しい。来年の巻き返し、期待してます。

27日の中山競馬では6着。「スタートはすごく速いというわけではなかったのですが、促していっていちばん前までは行けなくても前目の悪くない位置から運ぶことはできました。道中のリズムは悪くなかったのでこのまま行ければと思っていましたけれど、勝負どころで前の馬の疲れもあって少し距離が詰まったことから頭が上がり気味になりました。それなのでここも促して直線へ向けてじわっと上げていきました。最後はこの馬自身ちょっと疲れてしまったようで舌を出してしまいましたが、休み明けでもありましたからね。しっかりしてくれればまた違ったはずです」(アッゼニ騎手)

 期待してる2頭でちょっと後味の悪い締めくくりになってしまいましたが、2頭ともまだこれから上を狙っていける器なので、是非人馬共に頑張って貰いたいです。

 あっ有馬はラブリーデイ軸、相手にアルバートルージュバック、ヒモはキタサン、マリアライト、ワンアンド、トーセンあたりで。リアファルとサウンズも騎手買いで薄く入れておく。ゴルシが来たら2重の意味で泣くことにする。まあ武豊の乗らない有馬なんてOP特別みたいなもんだよね(暴言)。

 おー、ゴールドアクター! これは立ち回り上手さを競う競馬になりましたね。でも立派。スクリーンヒーロー、派手だなあ。モーリスとこの馬だけじゃなくミュゼエイリアン毎日杯)、グァンチャーレシンザン記念)も勝ってるしね。重賞勝ち馬の母父、ディアブロ、キョウワアリシバ、エルコン、カーネギー。渋い!! プロトコルあたりも来年は重賞勝ちそう。ラブリーデイは距離って言うよりやっぱ秋G1・3連戦+京都大賞典ってのはきついか。キタサンは強い。マリアライトも偉い。ゴルシは楽しい。寂しい。あとの馬は過大評価でしたかなー。

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