嬉しい。

 クレオールは札幌未勝利ダート1700に出走、1着。

1日の札幌競馬では優勝。「僕が乗せていただく前までの状況から、みんなが“あまりゲートを出ない”ということばかりを言われていたんです。それで前走前にゲート練習をしたのですが、そのとき走ったダートでの走りの感触が良かったんです。それで前走後はダートを進言させていただいたんです。前回は僕自身も気合いが入ってスタートを出してやるというつもりでいて、実際ポンっと出たのですが、結果的に急かすのは良くなかったのかなとも思ったんです。それで今日は何が何でも出すとまでは行かず出たなりで流れを見ながら進めることができればと考えていました。道中のリズム自体も悪くなかったんですよ。前がいいペースで行っていたのでそれらを見ながらじわっと進出しました。外からのびのびと走ることができましたし、余裕がありましたね。僕も言った手前責任もありましたし、上手く行ってホッとしました。ありがとうございました」(三浦騎手)

 戦前にも書いたとおり、芝種牡馬だったチチカステナンゴ産駒も去年辺りからダート実績残しつつあったのと、前走のスタート、芝長距離で見せた長く渋い脚からダートで一変する可能性はうっすら期待していましたが、嵌りましたね。インの中団後方でしっかり折り合いつつも先行グループを伺い、勝負所は外へ出して進出。長い脚を使いつつ瞬発力に欠ける面を配慮してのロングスパート。三浦騎手、完璧な騎乗でした。世間で言われているよりずっと技術も勝負度胸もある良い騎手ですが、北では特にレースの流れを掌握している感じはありますね。ほんのちょっと、そのエネルギーを明日のメインに残しておいて欲しい気はしましたがw 

 これでこの世代出資馬全馬(4頭)勝ち上がり。それ自体は2006年以来2度目の達成なのですが、当時より予算は抑えめにしているし、クラブも絞っている中でなので、非常に嬉しいです。それ以上に、1口2.5万という「最安値」ゾーンの馬が勝ち上がったことは嬉しい。勿論良い馬だからと思って出資してるわけですが、どうしてもこのへんの馬は結果でなかったとき自分の決断やセンスを棚に上げて「やっぱり安い馬はダメだな」とか言いがち。そんな見苦しい逃げをしなくて済んでほっとしていますし、今後キャロで一口続けていく上で、この馬が勝てたことは大きな励みになります。

 あとは調教師ですね。正直武藤調教師のことはまだ全然分かっていない。私にとって一口=馬券や新聞では分からない調教師の顔が裏…とは言わないまでも横や斜めからじっくり観察できる貴重な機会であり、その為の出費でもある。プラスもマイナスも情報を得ずに終わってしまうのは、一番「無駄」なんですよね。これでじっくり観察する時間を与えられたので、色々研究していけます。

 さて、エース級の2頭どちらかでも続いてくれたら有り難いのですが。今日は久々の全休日ですがお酒はそれまで我慢しますw

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