規則正しさ優先。

 エルマンボは府中最終、金蹄Sに出走して3着でした。

 馬体はいささか余裕あるようにも見えましたが良い雰囲気。元々雄大な馬格を誇る馬ではありましたが、中身も伴いだして、準OPに入ってもまったく見劣りしなくなってきましたね。レースはまずまずのスタートも、外枠発走のため中団追走。4角抜群の手応えで外から前に取り付くと、直線しっかり伸びましたが、外の人気薄が脚色よく抜き抜け、並び掛けた2着馬とは首の上げ下げとなり残り20mまで前にいましたが、ゴール板の瞬間、相手が前に出て3着でした。


 準OPでも完全に目処が立つ競馬ではありましたが、貴重な適鞍だけにしっかり決めておけたらなお良かったですね。もうちょっと位置取りが前ならば、とも思いますが、そうしたらソラを使ったかも知れませんし、満足行く競馬振りでした。石橋君はこの馬に合ってますし、戸崎や外人が乗れないときは彼が居る、という安心感は、堀厩舎の大きな武器でしょうねえ。次は休みを挟んで春の府中か、コンディション次第では阪神に遠征でしょうか。


 しかし、降級の競馬を除くと未勝利を2→1で突破、500万を3→2→1、1000万を4→3→2→1、そして準OPで4→3。笑っちゃうくらい規則正しいですねw 12戦して10回馬券内、掲示板率100%の超安定派。相手が強くなるペースと、この馬の成長が丁度噛み合っている感じで、急いで勝ち上がってしまうより案外良いのかも知れませんね。順当に(?)行けばあと2戦で準OP突破。前倒しする分には歓迎なので、次も頑張ってください。


22日の東京競馬ではまずまずのスタートから中団を追走。直線では抜け出しを図って粘ろうとするものの、最後は僅かに及ばず3着まで。「直線は頑張って抜け出してきてくれましたが、最後は勝ち馬にスッと交わされてしまいました。あそこでもう少しジリジリ来てくれれば併せることもできたでしょうから悔しいです。ペースは流れていたので深追いはしませんでしたし、直線で促すとしっかり伸びてくれましたので、このクラスは十分勝てる力があるはずです。あとはタイミング一つだと思いますが、今日はせっかくのチャンスを活かしきることができず申し訳ありませんでした」(石橋騎手)「帰厩当初は増えていた馬体重もレースでは大幅な増減のない状態で送り出せましたし、力を出せる状態には持ってこれたように思いました。あとは前回のようにならず、しっかりと力を出せたらと思っていたんです。実際、力を出せたかなとは思ったのですが、厳しい流れのなかで外から来られてしまいましたね…。ここは勝つつもりでいただけに非常に残念で悔しいです。それなので、今後についてはまだ何とも言えませんが、タフな競馬のあとなので、しっかりと状態を見極めて検討していきたいと思います」(堀師)更なる高みを目指すためにもここは負けられないレースでしたが、残念な結果になってしまいました。力は十分に示しただけに非常に悔しい限りです。このクラスにも徐々に慣れてきていますし、次こそは勝利を手にできればと思います。今後はレース後の状態をよく見た上で決めていきます。

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