この馬もトンネル抜けた。

 アンヴァルト、新潟1000直の邁進特別に出走、1着でした。

4日の新潟競馬では中団から前を見つつ進み、追い出すとしっかり反応して伸び優勝。「結構気持ちが入っていましたが、いざレースとなるとうまく対応してくれました。まわりが速かったのもあるでしょうが、変にムキになりすぎず前を見ながらの形。追い出してからの反応も良く、強い競馬をしてくれました。腰の緩さを感じさせる馬ですからフラットで、なおかつ横に振られるコーナーもないことがこの馬にとって走りやすかったのかもしれませんね。ありがとうございました」(高倉騎手)「ありがとうございました。スピードは上位だからそれなりに格好をつけてくれるだろうとは思っていたんです。ただ、このコースはやってみないと本当にわからないですからね。イメージとしては残り500m地点くらいでいい位置にはいるだろう。そしてそこからどれくらい粘れるのかなと思っていました。それが蓋を開けたら違いましたからね。どうなるだろうと心配もしたのですが、追われたらいい伸び。ビックリするくらい強い競馬をしてくれました。千直を試してみようかというキッカケはしがらきのスタッフとの話からだったんです。試してみる価値はあると思いましたし、期待もしていましたが、本当に良かった。もし勝つようならとレース前から考えていましたが、レース後のダメージがなければ再来週また新潟に来たいですね」(平田師)以前芝を試したときは道悪で特殊な条件の中でしたし、改めて臨んだ今回のレースでした。直線1000mという条件は適性が出やすい傾向にありますが、枠が恵まれたとは言え強い競馬を見せ勝利を手にしてくれました。このあとは中1週で次走へ向かうプランを持っていますが、レース後の状態をよく確認した上で決定していきます。

 力のある馬なのは分かっていたけど、とにかくスピードが勝ちすぎていて、気持ちよく先行すると終いが一本調子になってしまう。芝の方が溜めやすい、という意味で芝適性を見いだしていましたが、陣営は好走を繰り返すダート見限れず。気づけば6歳の春になってしまいました。ここへ挑戦してくれたことは意外でしたし、陣営に感謝。

 外枠を引けた運、ラチ添いに馬がいて立て直さざるを得なかった結果、脚が溜まった運、色々ありましたが、ホント久々にこの馬らしいパワフルな直線(まあ全部直線だが)が見られました。ゴールでは2馬身半差。出来過ぎかな、とは思いますが、ここまでに溜めた鬱憤には見合う着差でしたかね。3歳12月以来の4勝目。出資馬で、こんな勝利間が開いたのは初ですよ。

 準OPに上がったことでテンに速い馬は増えますし、どの条件を使うにも楽しみがあります。出来れば芝で何度か続けていって欲しいですね。そして夏には直線重賞使えると良いなー。

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