締めくくり。

 レイズアスピリットは中山8R・グッドラックHに出走、1着でした。

 軽ハンデにも恵まれましたが、後方待機からするすると押し上げて直線きっちり差し切り。依然、ジョッキーとしては最低評価の部類ですが、この馬に関しては丸山との好相性を認めないわけにはいきませんね…。勿論、馬がパンとしてきた時期にたまたま連続騎乗だったというのもありますし、心の中では「丸山でこれなら乗り変わればもっと…」と思わなくもないですが。今日は感謝するのみ。

 これで年間13勝となり、過去最多勝を更新。ハープスターに終始した2014年ですが、ハープを抜いても歴代最多賞金年となり、他の馬も本当に頑張ってくれました。あと上原厩舎は通算9勝目でリーディングのカズー(10勝)に迫り、賞金レベルではカズーを抜きました。愛して止まない上原厩舎で実績を積んで行けているのは本当に嬉しい。来年はエリオットベイ、ミラクルルージュと一緒にカズーの10勝越えを目指してください。

 後ほどクラブコメント追記します→追記しました。

28日の中山競馬ではじっくり進めて後方からの競馬。流れを見ながらじわっと進出を開始し、直線外から力強く伸びて優勝。「ありがとうございました。天栄で乗せていただいたときから感触の良さはありましたし、自信がありました。ゲート裏でちょっとうるさくなっていましたが、レースでは落ち着いていました。ただ、前回よりはレース前の雰囲気がもうひとつだったので、精神面がもう少し丸くなってまとまってくれたらさらにいい走りができるはずです。まだまだ楽しみですし、これからもよろしくお願いします」(丸山騎手)「おめでとうございました。中山の2500m戦で大外枠。通常いい枠とは言わないのですが、レイズの場合は前半をじっくり進めて後半に良さを活かすという形が板についてきている状況でしたし、枠がどこでも前半急かすことはなかったので気にしませんでした。ちょっと発汗したりチャカチャカした様子は見せていたようですが、輸送や装鞍の時はそうでもなかったので、以前に比べたら良くなってきているのは確かでしょう。これでついに準オープンですね。慌てず使わせてもらっていることがいい流れになっているのかもしれません。今後は準オープンですし、頑張っていかなければいけません。これまで同様にひと息入れてからになるでしょうけれど、年明けまでしっかりと確認したうえで今後のプランをよく検討していきたいと思っています」(上原師)前走の内容は秀逸でしたし、クラスが上がってからもそれなりにやれるのではないかと思わせてくれましたが、あくまでも昇級戦。枠は気になりませんでしたが、どのくらいやれるかチャレンジャーの気持ちでいました。もしかしたら恵まれた部分もあったのかもしれませんが、前走同様に手の内に入れている鞍上の焦らずじっくり進める好リードに馬が応えるように勝負どころの手応えは上々で、外からねじ伏せるように伸び勝ち切ってくれました。あっさり1000万下クラスを突破したように期待も高まりますが、その分準オープンでもそれなりに苦労はするかもしれません。しかし、まだ3歳馬です。これからの伸びしろもあるでしょうし、期待して今後も接していきたいと思います。このあとについてはしばらく厩舎で様子を見てから放牧に出すか否かを判断していきます。

 芝の長距離という条件はどこかで空き巣同然のレースがあるでしょうし、準OPでもチャンスはあるでしょうが、まずは降級までの期間にクラス慣れしていって欲しいですね。4歳夏を迎えれば馬もより成長するでしょうし、その後は上のクラスでもバリバリやれることを期待しています。

 しかしコメントが丸山礼賛風味なのはきりたさん少々気に入りませんよ? すぐ乗り変われとは言いませんが昇級戦の競馬振りで普段の彼のクオリティが出そうな予感はあります。陣営もクラブも、勿論出資者さんも熱に浮かされることなく観察して欲しいところですね。何せ彼の騎手評価、例の調教師企画風に言えば限りなくEに近いDくらいなんで。3戦3勝騎手に失礼な、と言われるかもしれませんが、勝利騎乗だけを見て褒めるのはG1馬だけ見て調教師を判断するのと等しい愚行です…まあ、今日はこれ以上水差さないでおくか…。

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