今年も崖っぷちシーズン。

 例年、このブログのお約束になっている「崖っぷち騎手」。定義をおさらいしておきます。

4年目の3月で減量マークが取れる若手ジョッキー。勝ち星が100勝に満たないジョッキーは、ここを逃すとルーキー〜3年目の騎手に乗り馬を一気に奪われてしまうので、駆け込み需要で馬を集めて、会心の騎乗を連発する=穴狙いに絶好

 昨年は騎手少ない年で、三浦君を別格として、大江原君を別の意味で別格とすると伊藤工騎手しかいませんでした。

 実は今年も少ないのですよね。4年目ジョッキーは5人。そのうち、国分恭騎手と丸山元気騎手は既に100勝超えているので対象外。そうすると対象は3人。

松山弘平栗東・フリー。デビュー年に36勝を挙げて上々のスタート、以降もブレイクとまでは行かないものの、30勝・26勝と堅実に勝ち星を重ね、今年既に6勝で現在98勝(更に本日1勝して99勝)。今週のうちに100勝達成しそうで、2月下旬まで追う意味は無さそうです。勝ち星も5人気以内がほとんどで、馬券妙味は乏しい。まだそれなら既に100勝超えている2人の方が馬券対象としては狙えるでしょう。

国分優作栗東・フリー。ご存じ、双子騎手。関東の国枝厩舎所属でデビューも、バックアップしてもらえず、関西へ。そこでブレイクしました。昨年は45勝でリーディング31位。今年も既に5勝。(本日1勝して6勝)。特徴としては中穴騎手であるという点。1・2人気でも26勝と、なかなか乗り馬に恵まれていますが、3〜7人気で27勝と、狙い目はこの辺でしょう。勝率・回収率とも圧倒的に芝<ダート。ダートに関しては、ベタ買いしてもプラスになる成績です。成績は京都が非常に良いですね。だいたい、この辺の騎手はローカルでコツコツ稼ぐものですが、彼の場合関西のメイン場で37勝と馬鹿勝ちしています。逆にローカルは余り成績良くないです。成績も短距離が良いですね。領家厩舎とのコンビは勝率2割オーバーで信頼度高いですが、回収率は100未満。数乗っている厩舎では湯窪厩舎の信頼度高く、それ以外では目野・田所・服部といった厩舎が単複とも100%超えです。いずれも20勝前後の中堅厩舎。この辺のエース馬を回して貰っているってのが好調の要因なんでしょうね。腰を据えて乗っているので、連続騎乗/テン乗りの成績はあまり差がありません。ちょっと面白いのは、双子の恭介騎手からの乗り替わり。42回あって単916円・複186円と無視できない数字。何かあるんですかねえ、やっぱ。

そんなわけで狙い目は、「ダート」「3人気以上(〜7人気がホットスポット)」「京都」「短距離」「関西の中堅厩舎」このうち条件が2つ3つ揃ったら要検討ですね。ここしばらく小倉で乗っていますので、今週までの傾向を踏まえて「小倉での狙い方」も近々引き出してみます。

小野寺祐太美浦・伊藤正厩舎所属。関西の競馬ファンにとっては「誰それ?」な騎手でしょうね。こういう人を狙えるのが崖っぷち馬券の醍醐味。私的には、2月中にこの人の穴馬券を一本取るのを目標にしたいです。デビュー年は3勝、以降9→7勝で今年は未勝利どころかまだ馬券にも絡んでません。だいたい、週に3〜5鞍乗る程度。ほとんどが午前中です。勝ち鞍は全て新馬・未勝利・500万なので、1000万以上は現状無視して良いでしょう(逆にこの時期乗ってきたら要注意ではあるのですが)。回収率で見ると4・6人気が100%を超えています。そうじゃなくても4〜10人気はなかなかの回収率。狙い目はこの辺。芝・ダートでは芝の方が良いようです。コースでは福島と東京が良いですね。福島は間に合わないので、丁度今東京開催ですし東京での騎乗をチェックしていきたいです。東京コースで馬券に絡んだのは8回。うち4回が9人気以上。1鞍は新馬なので除外して、残り3鞍は全て無印(減量のない)騎手からの乗り替わり。まあ、順当にこのパターンを狙うべきでしょう。自厩舎では2勝。金になりそうなのは関西の調教師でしょうか。単回収値では関東<関西で3倍も差があります。単73/複78円はこのクラスの騎手としてはかなり立派な数字でしょう。

一応現状で狙い目を挙げておくと、「4〜10人気」「芝」「東京」「(非減量騎手からの)乗り替わり」「(ローカルで)関西馬」。この人に関しては、私もまだまだ勉強不足なので、色々調べておきます。

 シーズン終了まで定期的にエントリしていきますので、是非チェックしてみてください&お気づきの点があれば是非コメントで教えてくださいね。あ、あと国分恭騎手に関しては100勝超えて対象外と書きましたが、昨年リーガルスキームを勝たせてくれたこともありますし、今期まだ1勝ですが、11人気でのもの。穴騎手としてはチェックしたいと思います。改めてエントリ起こします。

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