嬉しいです。

ミルコ・デムーロ、クリストフ・ルメール騎手がJRA騎手免許一次試験に合格

 もうこれは素直に嬉しい。特にミルコは去年のこともあるし、ヴィクトワールピサのドバイや天皇賞のパフォーマンスなど、今の日本の小僧っ子より(というか我々世代よりも)なんぼか正しい「日本人」なわけで、何の抵抗もない。通年(勿論定期的に母国や欧州でも乗るでしょうが)使える騎手になる、というメリットは地方騎手同様、大きい。遡って、ペリエにも取らせてあげたかったよねえ。


 日本の競馬学校卒業した騎手には厳しい環境、という向きもあるだろうけど、今でも十分厳しいし、今でもごく一部除いて全然勝てていないわけで。風前の灯火を消すことにはなっても根本を覆すような問題ではないだろう。というか我々馬券買う側、一口で乗って貰う側としては、地方出身騎手や外人がいないと競馬がつまらない状況、信頼できる騎手が一握りな状況に甘んじる理由はないし。乗せないと育たないとは言うけど、そもそもファンや馬主の金で育てる義務はあるのかと。金が掛かるスポーツである競馬はそこをもっとシビアに考えるべき。最初から才能ある奴と、逆境で一皮むける奴だけ生き残れば良いし。エージェントの力だけに頼って勝ち星重ねる一流半の騎手が一番煽り食らうような状況になってくれれば、なお良いし。


 興味深いのは、2人ともどちらかというとノーザンFより社台F生産馬でビッグレースを制しているという点ですかね(ミルコはネオユニ、ダメジャ、ヴィクトワールピサエイシンフラッシュスクリーンヒーローロゴタイプと圧倒的に社台寄り。ルメールハーツクライベルシャザールリトルアマポーラは白老産だけど社台RH)。投じられる石のインパクトとしては隕石級なので、ここで大きな地殻変動が起こってもおかしくありませんよね。


 まあともかく、まだ2次試験がありますが(日本語でやるようですね。ミルコは大丈夫だろうけど…)「JRAのミルコとルメール」誕生の日を心待ちにしています。所属が東西分かれれば良いなあ−。

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