年度別振り返り企画・第5世代

 前年でウインもラスト出資と決め、いよいよ本格的にキャロ・東京時代に突入した年。

■2006年生まれ

  • 所属クラブ:キャロット・東京
  • 出資4頭:ビンテージチャート(5)・ピースエンブレム(4)・レッドシャガーラ(3)・レッドジール(2)
  • 勝ち上がり率:100%(4/4)
  • 通算成績:14-7-12-5-6-33/勝率.182
  • 出資成績:出資代金26.5万/回収賞金50.8万/回収率191.7%


 この世代はもう1頭、ネオンデライト(レッドティアラ)にも出資したが未出走全額返還だったので割愛する。それを加えても出資金回収できなかったのがレッドジール1頭という当たり年。それが一番高い馬ってのがセンスを疑わせてやみませんけどw


 そのレッドジール。そろそろ角居厩舎で当たりを掴みたいと思い、今までは一発ありそうなタイプを選んできたけど、今度は堅実に走りそうで、コツコツ上がってくるんじゃないかというタイプにしてみた。今になって振り返れば、これにせよシャガーラにせよ、別に厩舎ゆかりなわけじゃない東サラ関西馬は割り引いて考えなければいけないところ。弟のガンジスを見ていても、歯車がかみ合えばもう少しやれたと思うが、この馬に関しては、というか、このクラブに関しては角居厩舎の「らしさ」は余り発揮されていないな、と出資馬・非出資馬問わずに感じますね。転厩してからもちょっとだけ頑張りましたが、この馬はもうちょっと早く外に出ていればもう1つは勝てたかも。でもまあ、そのレベルですね。


 レッドシャガーラはネオユニの初年度産駒。本邦屈指の食わせ物血統であるグリーンポーラの一族ながら、G1馬のシルエットと非常にクオリティ高い前半分に成長が追いついてくれば大舞台も意識できそう、と大きな期待で出資した馬。勿論、どの馬も期待はしてるんですけど。マル外多めだったことも有り、明確にクラシックを意識した出資はこの馬が初めてだったかもしれません。2歳で勝ち上がり、春のクラシックは間に合わなかったものの、北海道で実績を積んで神戸新聞杯でも見所ある競馬。それ以降は馬のコンディションと、厩舎のオペレーションが噛み合わないまま終わっちゃいましたねー。中距離以上の芝レース、という意味では、この馬とエリンズフォレストはもっと続きが見たかった、残念な馬です。牧場で会えたのも良い思い出でした。


 ピースエンブレムは機会があったら絶対欲しいと思っていたウォーエンブレム産駒。結局、今に至るまで4頭も出資してます。デインヒルに続くマニアぶり。全姉のブラックエンブレムが実績を積むに連れ、「姉以上」と評判になってきて、満を持してのデビューも適正はダート。それでも条件噛み合った時の競馬ぶりは素晴らしく、4つの勝ち星を積み上げて、明け5歳を迎えたところであの震災…まさにその週出走予定だったこの馬の歯車は大きく狂い、1度の競馬を経ただけで引退となってしまいました。フレンチノワール牝馬重賞には手が届きかけましたが、資質とチャンスという意味では、ハープスターに出会うまでは私にとってのナンバーワン牝馬だったかもしれません。姉の産駒を見ていても繁殖としては相当楽しみだし、早く子供に会いたいです。コジシゲ厩舎でもまた良い馬に出会いたいです。


 ビンテージチャート。大型のキンカメでちょっと怖いところもある馬だったけど、ダイワメジャーを根気強く一流馬に育て上げた上原先生の手腕に期待したところも有り、出資した。結果的にこの馬との出会いで大の上原ファンになり、この後ほぼ毎世代に近い出資をすることになる。一口界隈で私より上原マニアはそうそういないと自負している。さておき、地方時代の戸崎を主戦に、使い込めないながらも安定した成績を残してくれた。デビュー戦は重い馬場の府中を破格の末脚で突っ込み、2戦目であっさり勝ち上がり。クラシック時期は外したが、4歳の青嵐賞、そこから1年の休養を経た八ヶ岳特別の連勝は素晴らしい思い出。その後ダートにも使い、最後のレースは単勝万馬券で勝利。本当に良い馬でした。足元の不安がなければOPでバリバリ稼げたでしょうが、だからこそキャロであの価格で出資できたし、上原先生のような我慢強い人だからこそ26回も競馬が出来た。ここまでに出資した中では、一番不満らしい不満のない馬。本当に感謝です。


 最多勝+最高回収率を記録した世代。キャロ・東京体制は盤石かと思いましたが、東京では翌年以降、思わぬ苦戦を強いられることに…。あとこの辺の時代までは、私圧倒的な東高西低でしたねえー。時代錯誤甚だしい。

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