敷居以前に。

 ミラクルルージュは紫苑Sに出走、11着でした。

7日の中山競馬ではスタートがゆっくりとなり後方を追走する。腹をくくって後方待機策を取り、勝負どころから徐々に動いて行って直線大外から差を詰めようとしたが、伸びきれず11着。「馬の雰囲気も悪くなく、中1週でも馬体を大きく減らすこともなくレースへ臨むことができたと思います。コース攻略がひとつのポイントになるとは思っていたのですが、残念ながらスタートがゆっくりになってしまいました。中で変にうるさかったりしているわけではないのですが、トモがパンとし切れていないことから現状ではどうしてもゆったりめになってしまいますから致し方ない面もあるのかもしれません。道中はじっと溜めて最後にかける競馬をしてくれたのですが、右へのモタれを見せていましたね。直線へ向いた直後の感触から“もしかしたら”と思わせてくれた部分もあったのですが、残念です。わかってはいたことですが開幕週ということもあって前々が残りやすい馬場はルージュにとって厳しかったですね。馬場が重くなったりしてくれればまた違った面もあったのでしょうけれど、そう言っていてもどうしようもありません。厳しい戦いではありましたが3歳牝馬で最後の1冠へのチケット奪取へ挑戦したことが今後に活きてほしいと思っています。期待に応えられるような走りをお見せできなくて申し訳ありませんでした」(上原師)前走は未勝利勝ち後の昇級初戦で、しかも初めての古馬と混ざっての競馬の中で課題を見せつつもまずまずの走りを見せてくれましたから決して悲観はしていなかったんです。そのことから生涯一度の舞台に望みをかけて挑戦した今回だったのですが、残念ながら展開、条件が向ききれずいい結果を出すことはできませんでした。結果を出せなかったわけですから満足しているということはもちろんありませんが、この挑戦がこの馬の将来において糧となってくれると信じて今後へと向かっていければと思っています。短い間隔のなかで続けて競馬を使いましたし、今のところいったん放牧に出して馬体のケアを施す予定です。

 メンバーを見渡しても、能力が足りないとは感じませんでしたが(2着馬は未勝利で完封していますし、前走も勝ち馬と位置取り以上の差はなかったと思いますし)、やはり中山では走りが本物じゃない。結果として、今後の路線を確定させるのに無駄な出走ではなかったでしょう。

 一休みして、東京後半あたりで再出発して欲しい。お疲れ様ー。

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