漸く…

(藤岡厩舎)厩舎周りで乗り運動60分、角馬場でダクと軽めのキャンター20分後、ウッドコースにてレッドスパークルの内に併せて追い切る。
栗東W 藤岡(佑)J 82.8−67.5−51.8−38.6−12.4 一杯
藤岡調教師「レッドスパークルはオープン馬だし、遅れたのは仕方ないね。しかも、シャガーラが4〜5馬身追走していたのもあるしね。それを考えれば、一馬身の遅れなら、よく我慢した方だと思います。久々のレースになりますが、良い出来だと思うし、期待しています。今週の京都競馬、鳴滝特別に、藤岡佑介で出走予定です」藤岡騎手「相手は走りますからね。しかも、追走でしたから、遅れは全く気になりません。良く動けていたし、直線でも止まることなく伸びていたので大丈夫です。良い出来ですよ。当日の走りが楽しみです」

 先週は動かない相手を軽くいなしただけで評価しづらかったですが、今週は調教動く「準」OP馬相手。更新の内容通り、見所有る追い切りですね。


 もうホントにね、レッドシャガーラには「そろそろしっかりやってくれよ」という思いです。2歳暮れにデビューして、3回使ってから夏までお休み。神戸新聞杯を使ってから14ヶ月休み。2度使ったらまた10ヶ月休み…勿論、この中には成長放牧や、馬自身の問題もあるのですが、私の見た感じでは、半分は明らかに「人災」。ちょっとまともな休みではないです…。

 この馬には、年3回は走って貰わないと困ります。困るのです。休み明けだから、なんて言い訳されていても困るのです。いきなりしっかり走って欲しいです。1000万で長く苦労する馬ではないでしょう。出来れば一発、悪くとも次走では決めて欲しいです。期待しています。


 しかし藤岡兄弟は年々スケールダウンしていきますね…。看板のワンカラットもちょっと萎んじゃいましたし、今年も23勝と恰好は付く数字ですが、勝ち鞍は1000万止まりで準OPは無し。個人的に、馬の素質が高くないと1000万は突破できない、というのと同時に、騎手の助けがないと準OPは勝てないと思ってます。準OP以上のランクは、馬の質、調教手腕の他、騎手の一押しも必要です。藤岡厩舎のような家族経営に代表される「血」や「絆」で結ばれている運営スタイルの厩舎は、主戦が伸び悩むと厩舎も澱みます。騎乗の約2/3が藤岡兄弟というこの厩舎では、ジョッキーがこのままでは明るい兆しは見えないですね。


 勿論、兄弟で言えば、兄の方が「大分」マシ。個人的には、同じようなタイプの騎手で福永と藤岡兄の差が、藤岡兄と弟の差くらいの感覚です。月曜日は、目の前でネヴァーフェイドの乗り方を見て、その流れも馬場も全然気にしてない「馬なり」騎乗にげんなりしました。少しは私を見返してくれると良いですけど〜。

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