キャロ1歳ラインナップ

 4頭が新たに軍団に加わりました。

▼ティエッチマンボ09(父ウォーエンブレム

馬体重:493.0kg 9月12日にNFイヤリング遠浅からNF早来へ移動しました。イヤリング遠浅では順調に夜間放牧を行っていました。放牧地では馬群のどの位置にいても、ひとたび集団が動き出せば、必ず先頭に踊り出ないと気がすまない闘争心と、すぐに距離を詰める瞬発力の持ち主でひときわ目立つ1頭でした。雄大な馬体の持ち主ながらも、骨量があり脚元に問題なく過ごせていましたので、今後もスムーズに調教を進めていけるでしょう。

 ボリューミー! 今年のエース格です。WEは最終的にはダートで潰しが利くのは当然として、まずは芝で走れるか。この馬はズンズン先行するような競馬で芝でも楽しめそう。洋芝や重は当然ですが、中山や東京も合いそうですね。ボス気質のようなので、そのまま伸びやかに育って欲しいです。馬体重は今でギリギリサイズですが、そんな爆発的に重たくなることはないだろうなと思っています。520切る数字ではデビューできるんじゃないかな〜。


ミラクルレイザー09(父メイショウサムソン

馬体重:421.0kg 8月22日にNFイヤリングよりNF早来へ移動しました。移動後スムーズに騎乗馴致をこなし、現在はロンギ場でのダクを行っています。また、4〜5時間の日中放牧も行っています。新種牡馬メイショウサムソンを父に迎え、やや線の細かった姉たちよりもしっかりとしたフォルムをしています。容量の大きなトモから生み出される推進力に、ロスの少ないクッション性抜群の前肢のさばきは芝中距離でこそのタイプでしょう。

 この馬は成長が楽しみな一頭。サドラー3×4という組み合わせも面白いですし、メイショウサムソン×エルコンという血統構成はなかなかワクワクします。エルコンの血統に更にサドラーを遠巻きに入れる感じが面白いじゃないですか〜。父が強く出ても良いですし、仮にエルコン寄りになってもキンカメのビンテージチャートを非常に繊細に扱ってくださっている上原先生なら信頼できます。祖母のジェイズミラクルも今年アドマイヤブルーを出して注目されています。これも意外な当たりになるといいですね。


ピノシェット09(父タニノギムレット

馬体重:447.0kg 順調に初期馴致を終えています。ロンギ場での調整を経て、現在は角馬場でフラットワークをこなしています。前後躯を覆う豊富な筋肉量、ゆったりと構えるお腹のライン、いかにも足腰の強そうな安定感抜群の立ち姿はまさにスピリタスの全妹という立派な出来栄えです。時折、うるささを見せる場面もありますが、その部分をいい意味で全兄同様に末脚に転化してくれることを期待したいと思います。

 これも一発当たったら大きそうなタイプ。足が細いのは気にならないといえば嘘ですけどね…それ以上に、全体の雰囲気が非常に気に入りました。スピリタスの全妹、という以上にビンテージチャートの妹なわけですが。この血統はどこか問題があるのは目を瞑って伸び代が大きそうなタイプをピックアップした方が良いんじゃないかと思っています。岡田厩舎に関しても、余り出資されているお仲間さんの評価は高くないのですが、私10年目世代の調教師さんと相性良いんですよね。今年はティエッチの堀厩舎と岡田厩舎、ダブルで挑戦。タニノギムレットも初挑戦です。この父はいかにもな超大物よりちょっとずれた馬の方が走ります。色々楽しみ。成長してきたらお仲間増えそうな馬ですね。待ってます〜。


▼スターアイル09(父アドマイヤムーン

馬体重:424.0kg 現在はトレッドミルとウォーキングマシンでの運動を併用してこなしています。祖父ロックオブジブラルタルの血を色濃く受け継ぎ、初仔ながら筋骨ともに適度に発達したバランスの良い見栄えのする馬体に仕上がっています。父の産駒の快進撃の一因は性格の良さにあると言えますが、品のあるクレバーな顔立ちをした本馬は、そうした特長をしっかりと抑えており、成功の一端を捉えていると言えるでしょう。

 出資した4頭の中では一番リスクが高そうな馬ではありますね。でも須貝厩舎の魅力、母父「ザロック」などのプロフィールが心配を上回りました。アドマイヤムーンも良いですね。非サンデーながら母父SSということでSS牝馬のバックアップを得られない父、ノーザンダンサー系の血が凝縮されているこの母との組み合わせは面白そう。パンとしてくれば楽しみ広がります。


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