驚いた。

 ミラクルルージュは東京6Rでデビューし、追い込んで僅差の4着でした。


 出張していたので、帰宅後レース見ました。パドックでも背中のせいか余り雰囲気良くは見えません。歩く姿はなかなかかっこいいんですけどね。何よりここまで勝利のないメイショウサムソン。10頭立てとはいえ血統の通った牡馬が多数。仕上がりは悪くないようですが、まだまだ未完成と言うこともあり、もう、掲示板あったら大喜びだし、内心、1頭でも抜いてくれればと思っておりました……。

 それがレース。出遅れ気味で、まったく前へ出して(出て?)行かず最後方ポツン。4コーナーでも最後方。インを通って少し差を詰めて、残り200あたりで外へ出すと際だった伸び。最後は捉えきれませんでしたが、上がりは堂々33.5で最速の4着でした。勝ち馬とも0.3差。こんなにやれるとは〜。


 勿論、新馬のレベルがどうとか言うことは後にならないと分かりませんし、消耗度の低いレースだったとも思いますので、これで反動が出るかでないかで、まともに使っていける馬かどうかということも分かります。現状、期待をまだ不安が上回っていますが、気分的にはビンテージチャートのデビュー戦にも近いんですよね。あの馬も爪に気を遣っておっかなびっくりの調教過程。その上普通の鉄は履けない中で、稍重の府中を上がり33.8秒。ミラクルルージュも、サムソン仔が33秒台の上がりを使ったのは初めてですし、マイルを超える芝の新馬ではここまでで最先着。順調に行けば、楽しみにして良いかもしれません。

10日の東京競馬ではゆっくりとしたスタートから最後方を追走。直線半ばで外へ出してよく伸びてきたが4着まで。「まだ体がしっかりしていないのもあったのですが、左のハミの取り方が強いように感じたのでスタートから無理して出していくことはしませんでした。道中の折り合いは良く直線へ向かえ、直線に入ってからもよく伸びてくれています。ただ、乗っているほうとしてはちょっと違和感もあったんです。バラバラになるような感じのフットワークでしたからね。伝わってくる背中の感じからダートも悪くないと思いますよ」(柴田善騎手)「ゲート練習ではそれほど悪くないなと思っていましたが、ゆっくりになりましたね。馬自身は反応を見せているけれど体の反応がややゆっくりだったのとジョッキーも敢えて出していかなかったところがあったようですね。競馬場に来たときから落ち着いていましたが、レースでも力み過ぎず上手に走れていたでしょう。直線はよく伸びたのですが、前半の位置取りが堪えましたね。ジョッキーの話だと道中の走りのバランスも良くなくちょっといい走りではなかったようなんです。背ったれの分、通常のリズムよりワンクッション入ってぎこちない走りになってしまうのでしょう。そのあたりは使いつつしっかりしてくれば解消してきてくれるはずです。ゆったりとした条件がいいのは確かですし、ダートもいいのではという提案もありました。このあとすぐ行くか間を取るかは馬の様子を見ながら判断したいと思います」(上原師)じっくり乗り込んで臨んだ今回でした。体調も良く、いい雰囲気を持ってレースへ向かえたのではないかと思います。レースは後方からじっくり行くものでしたが、直線ではじわじわといい伸びを見せてくれました。芯がしっかりしていない分ぎこちなさも目立つようですが、徐々にしっかりしてくれればと思います。今後に関してはゲートからデビューまで乗り込んできたあとですし、馬のコンディションなどを考慮して続戦するかリフレッシュ期間を挟むか判断していきます。

 全然関係ありませんが、サムソン子で芝の中距離で掲示板載ったのはこの馬含め4頭だけ。母父SSのメイショウアカフジを除くと全馬、母父エルコン。サドラークロスは有効なのかもですね。まあ、勝ってからしろって話ですが、気づいたので一応。

当ブログの一口馬主関連記事の一部はキャロットクラブさまより許可をいただき転載しております。記事の再引用、転載はご遠慮願います。