本当に…

24日は函館ウッドチップコースで追い切りました(70秒2−54秒3−39秒8−13秒0)。「1週前の追い切りはやや思惑とは異なったものの、この馬なりにはいい動きをしていましたし、状態も上向いてきたなと思っていたんです。この調子で調整を進められれば今週の競馬へいい形で向かえると思っていました。しかし、先週末に右前脚の歩様が若干気になりました。数日前に削蹄をしたあとなので少し敏感なところが出てしまったのかもしれないと思いつつ診てもらったところ、蹄底が浅くなって、その蹄尖部分に鉄があたっていることで少し気にしているようです。その後は鉄を工夫しながらケアをし、このままレースへ向かっていけるかどうかを動かしながら慎重に見ていました。今朝いちばんの様子では大きな問題はなさそうだったので直接自分で跨って追い切りを行い、状態を確認しました。そのときはほんの少し気になる感触はあったものの、それほど悪くはない。このまま行けるのならばと思っていたのですが、午後改めてチェックしたところやはり少し気になる面が見られましたので、大事を取ることにしました。蹄の質に少し繊細なところがあり、また通常よりは少し伸びるのがゆっくりな馬ではあるのですが、1〜2週ほどで問題ない程度までになるだろうというのが獣医師の判断でした。予定していたレースへ向かえないのは申し訳ありませんが、大事には至っていませんので、しっかりケアをして次走へ向けて調整を行っていきます。蹄の状態次第なのでまだはっきりとは決めていませんが、おそらくどこかのタイミングでいったん美浦へ戻したのちに本州の競馬をメインに考えていくことになると思います」(小島茂師)27日の札幌競馬(しらかばS・ダ1700m)への出走を見送ることになりました。

 震災で完全に歯車狂っちゃいましたね、この馬。最後の1年がこういう形で過ぎていくのは本当に切ない。なんとか、1戦でも2戦でも良いので不安のない形で力を出し切る競馬をして欲しいですが、こうなった牝馬は相当厳しいと思います。無念。

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