惜しいなあ!

 ピースエンブレムは中山9Rのミモザ賞に出走、2着でした。

 パドックでは2人引きで気合を秘めており、なかなかの雰囲気。調教師も言っていたが、結果が出たレースではパドックもピリッとしていたので、少しテンション高めの方が安心できる。馬体は贔屓目込みだろうが、このメンバーでは断然一番だろう。パドック派はイチコロになりそうな綺麗な馬だ。この馬体で芝が走れれば、「大物感」だが、確かに、ダート向きそうなパワー型にも見える。ともあれ、勝負に足る出来と踏んで、単複1万ずつ購入。妙に気になるノリのリワードルシアンが相手本線。後は人気どころを抑えつつ馬単3連複を購入。人気のピースオブラックは紙一重の出来。勝っても先は厳しいだろうし、惨敗するかも知れないし。一応、抑えはしたが軽視。

 とにかく、不安は松岡が前を遊ばせすぎて、仕掛けを遅らせて、切れ味負けすること。ピースに切れる脚はない。強気の騎乗で、先頭に立って後ろに捕まったら仕方ない。そう思ってくれていればいいけど。ダート馬だと断言してたくらいだから、よもや末脚勝負はするまいな?

 好スタートからダッシュ良く先頭へ。予想通り、外からエストシャインがハナを切り、2番手。コーナリングで2頭前へ行って4番手。前とは6〜8馬身。1000通過し手前と更に離れる。大丈夫か? 3角で3番手。4角で一気に2番手。直線は一旦先頭に立ったが、最後、外からラークキャロルが切れ、2着まで。

 うーん、現時点の力は出したと思うけど、やっぱり切れる馬にやられちゃいましたね。こういうタイプの馬は、差されるのは仕方ない。まだ、心持ち先頭に立つのが遅かったけど、ほぼイメージ通りの競馬で、文句もない。やむなし! これでオークスの夢は終了。秋に大舞台でのリベンジを期待しましょう。まずは、春競馬で2勝目をあげて、いい形で夏を迎えて欲しいです。切れる脚がないのは、中山・東京では勝ちきれない要素ですが、京都ではその先行力が多いに活きてくる。春にG1戦線でバリバリやっていた姉の背中は未だ遠いですが、成長力はこっちの方が上かも知れない。期待。

 馬券的には3連複当てたので、ちゃっかりプラスでした。すんません…。日経賞は休み明けも力見せて欲しいホクトスルタンから、ネヴァブションアーネストリー。>アルナスライン快勝。この馬、これまでのだらしなさから、今更重賞で買う気全然しなかったので厳しい。マイネルキッツ頑張ったなあ〜。

▼細江レースリポート:「1コーナーで接触してハミを噛んで、カカってしまった。リズムを取り戻すのに時間掛かった分、最後の粘りに影響した(松岡)」

 追記:自身の上がりが35.9で、勝ち馬が34.9。1秒差があっては仕方ない。切れた勝ち馬を讃えるのみです。こっちも放牧明けですからね。このメンバーで上がり2位タイの脚を使えたことを褒めるべきでしょう。勝ち馬の2分1秒0は、この時期の牝馬としてはかなりハイレベルな時計。今年の3歳中山芝2000でも、タイフーンルビーがハイペースで引っ張った寒竹賞に次ぐ時計。この条件でミモザ賞が行われるようになってからは最速時計です。

▼クラブコメント

28日の中山競馬では前に馬を置く形で進むも、前半は力みの見られる走り。向正面から折り合い、直線で力強く抜け出し先頭に立つも、最後離れたところから一気に差されてしまい2着。「前走が手ごたえほど伸びてくれずに案外な競馬になっていたので、その内容を考えて最初から控えるつもりでした。前に馬を置く形で進めていましたが、1コーナーで他馬にぶつけられてしまい、そこでスイッチが入ってしまいました。何とか向正面でなだめることができましたが、ハミが抜けるのに少し時間がかかってしまって、前半のロスが最後に影響してしまった感じです。ダートがいいのはもちろんのこと、芝の走りも良くなっています。今ではどちらに行ってもいい走りをしてくれると思います。距離は気性を考えると1800〜2000mくらいがいいかもしれません。中距離で今日のような競馬を教えていけば更に良い走りができるようになると思います」(松岡騎手)「状態は自信を持って送り出せましたし、あそこまで行ったら勝ちたかったですね。ただ、前半でハミを噛んでしまったし、斜め後ろからぶつけられる不利がありましたから仕方ありません。調教に携わっているスタッフ、ジョッキーの中では走りがまだダートっぽいかなという意見もあるのですが、芝でもやれるという自信を持っていました。結果こそ残念だったけど、芝も問題ないことを改めて確認できたレースだったと思います。オークスを目指したいという目標は変わりありませんが、1勝馬だけに次走に関しては現段階でははっきりと言及できません。まずはレース後の状態をしっかり見て、その後の馬の状況と番組を照らし合わせながら予定を決めていくつもりです」(小島茂師)前走時の内容を考慮し、この中間はしっかり調教で攻めて臨みました。芝でも十分通用することを再確認させてくれましたし、収穫のあった一戦でした。今後についてはレース選択が難しいところですが、オークスを目標に取り組んでいきます。

 フローラSは例年1勝馬も出走できますし、前走未勝利組、前走ミモザ賞組(勝ち負け不問)が特に好走するレース(後はフラワーC組)。しかし、上積み分を考えても、今日のメンバーはともかく、フラワーC組や、西から来る馬相手に3着取れるかどうかは微妙。それ以上に、本番出走してもなあ、という思いも。まあ、フローラかスイートピー出られて、勝ち負けするようなら、改めて「ちょっと」期待しますが、基本は、秋目標でオッケーです。

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