引退です。

引退 11日の園田競馬ではスタートから積極的に押して行き3番手を追走。4コーナーでは楽に先頭に立つも直線での伸びがなく4着。「前回の反省を活かしていつでも動けるポジションを取りに、スタートから出ムチを入れて行ってもらいました。前半から積極的に行ったぶん道中はいくらかハミを噛んでいる場面はありましたが、4コーナーは楽な手ごたえでしたからね。直線では突き放してくれるかと思ったのですが、やはりジリジリとしか伸びませんでした。なんとか2勝させて中央競馬へ復帰させたかったのですが、期待に応えることが出来ずに申し訳ございません」(中塚師)中央競馬の成績からいったん地方競馬へ転籍させて、中央再登録を目指していましたが思うような結果が出ない現状です。このまま現役を続けたとしても、中央競馬へ復帰するメドが立たない状況です。会員様のご負担ばかりが増えることから、ファンドを解散させていただくこととなりました。会員の皆様には何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。なお、本馬に出資されている会員の方へは追って書面をもちましてご案内いたします。

あれ、記事書いたのに消えてる……。ええと、スクエアナンバー引退です。レースはしっかり前へ行きましたし、その上で4角先頭には立ちましたから悔い無し。あれで連対できないのは流石に諦めがつきます。レース前から、ここは勝たないとアウトだろうとはひしひし感じておりましたし。中央に戻るってのは、芝適性の馬にとっては大変なことですが、ダート馬にとっても楽々通用じゃないと戻っても仕方ないので、どのみち大変ですね。

2度あった中央のビッグチャンス(2着)を掴みきれなかったのは残念でしたね。しかし、その時の勝ち馬も500万では掲示板に乗っていません(インディーグラブはいずれ上へ上がるでしょうが)。その意味でも諦めは付きました。でも、丸山君の乗った3戦がなー(あんまり諦め切れていない様子)。

さておき、この馬をここまでやってくれたクラブには感謝。そして和田先生にはもっと感謝。この人のイメージは、この馬で本当に良くなりました。以前は「数使うけど適性の見極めは下手」「短距離とローカルが主戦場」「体調管理疑問」と思っていたんですけど、当然ながらその辺は馬の資質によるわけで、スクエアナンバーを通して見たこの人の今の印象は「使えるときにはどんどん使うし、休養リフレッシュが巧み。つまり牧場との連携が取れている」「芝馬は案外中央場で勝負させる(新潟以外は中山東京が主戦場)」「体調管理はむしろ上手い」とがらっと変わりました。超一流の調教師さんではありませんが、素質のある馬をしっかり開花させるのとは別の、馬の能力を何とか絞り出す、という技術とメンタリティは、一口においては非常に高く評価すべき要素じゃないかと思います。今年で64歳。引退される前に、また一度お世話になってみたいですね。

お疲れ様、スクエアナンバー。

これでキャロ4歳世代はいなくなりました。この世代から、再ファンドはなくなり、そのまま地方に出ることになりましたが、その初年度に2頭とも地方に行くとは思いませんでしたね。まあ、こういうのも良い経験だと思います。どちらも勝てませんでしたが、素質はある馬でした。一口に限らず、競馬は素質より育ちと、それ以上に運(怪我しないことなども含め)ですねぇ。

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