(ウインアンジェラス)あーあ

 ウインアンジェラスは中山6Rに出走、3着でした。

 スタートは平均的で、行き脚それほど付かず、中団。ダートに入ったところで少し押して、6・7番手へ。3角で外からマクリ気味に上がっていき、4角ではサラトガに並び掛けるも、コーナリングで1馬身離され、そのまま直線へ。追うも、前との差は詰まらず、逆に勝ち馬に捕まり、3着まで。

 うーん、相手2頭は確かに強かった(特に勝ち馬はヨシトミでああいう勝ち方するのは凄い。ヨシトミは「空気」のような人なので、ねじ伏せるような勝ち方は馬に相当力がないとできない)ですが。デインヒルがこういう競馬するようになった時は、かなり危険信号なんですよねえ。1000万でも速力は上であることを立証済みの馬が、500万で先行できない。前走のチーク+出遅れで、馬の大事な部分を壊してしまった気がしますねえ。これは相当深刻。

 冷静に見ますと、余程しっかり立て直さないのであれば、このまま500万でコツコツ入着を続けるだけの馬になってしまうでしょう。勿論、成長の余地もまだまだありますが。厩舎+ミッドウェイにあまりその辺は期待していません。相手に恵まれ、500万を勝ってしまっても、今のコンディションでは1000万では恐らく掲示板もない。コツコツ稼ぎ続けるか、大きく建て直しを計って、もう一飛躍狙うか。……個人的には、大きなチャンスを逃したこの4戦。すこし白旗ムードです。勿論、最後のウイン馬ですから、しっかり応援しますけど。OPの夢は100%途絶えたなあ。あとは、1000万への上がり方を工夫する馬です。ハイ。もう出資金はペイしていますし、気楽に。

 しかし、本当、くどいようだけど、みんなデインヒル(と言うかダンチヒ)の扱い、下手すぎますよねえ…。彼らにしてみれば「ファンが机上の空論で言うのと、実際扱うのじゃ違うんだ」ってところでしょうが、明らかにピントが違う対応をする調教師・騎手の何と多いことか。この血統は「手応えに騙されない」ようにする、ってだけで、クラスで言うと1つ2つは結果が変わってきます。血統、ってのはあくまで指標で、絶対的な法則ではない、大事なのは個体の個性と適性、というのは確かですが、血統という指標を踏まえずにやれる仕事ではない、とつくづく感じます。

 勝ち鞍は全て府中。次は東京開催で使って欲しいですね。秋に間に合わなければ、来年2月でも。先行する競馬を思い出させるために、もう一度距離を伸ばすのも良いでしょう。

 実は、そんなにガッカリしていないのは、昨日書きましたとおり「サラトガと2頭揃って何かにやられ2・3着」と予想して、2・3着付けの3連単をガッツリ(と言っても2000円ですけどね)買ってたからなんですけどw 前走の単勝取り返した。

追記:クラブコメント
後藤浩輝騎手 きょうもスタートがもうひとつでした。新潟で乗ったときは、スッといい位置で運べましたが、中山に戻ってきてからはそこがもうひとつですね。発馬で後手を踏んだことと、砂をかぶって少し嫌がっていた分、前半で脚を使ってしまいました。それでもなんとかなるかなと思ったのですが、サラトガに並びかけるところまでいけませんでした。向こうはマイペースで運んでいましたが、こちらはロスをしながらでしたから…。それにきょうは時計が速すぎました。そのためロスが余計に響いた感じです。この感じなら東京の1300メートルや1400メートルのほうがいいかもしれませんね。

鈴木伸尋調教師 体もよかったですし、トモの感じも以前より力強さが出てきているから、きょうは勝てるという気持ちだったのですが、前回ほどではないにせよ、スタートから流れに乗って競馬が進められませんでしたね。砂をかぶって嫌がっていたようだし、ペースが速いところで積極的な競馬をしたのもあって、最後は脚がなくなってしまったね。次走は東京のダート1400メートル牝馬限定戦を目標に進めていこうと思います。力は明らかにつけているから、今度こその気持ちです。

及川の目 ここに来て力をつけてきているということが分かる体つきで、雰囲気は絶好でしたから、後はスタートからスムーズに競馬を運べるかどうかという点だけだと思っていましたが、今回も前走ほどではないにせよ、スタートから好位で流れに乗る競馬ができませんでした。レースのラップがスタートから12秒0、10秒5、11秒3で、その中で外から押して好位を取りに行っているだけに、ラストがなくなってしまうのは無理がないところかもしれません。能力で負けているという印象はまるっきりありませんし、次に予定している東京は相性のいいコースですから、次走に期待したいです。

 とりあえず、後藤君はもう降りてくれ。今日の負けは、100%騎手のせいというわけではないけど、好騎乗とも言いかねる。それ以上に、結果として前2走の自分の失敗を取り返せなかったというのは事実。3度目の正直、2度あることは3度ある。どっちにせよ言えるのは、4度目はないと言うこと。遠征してくる騎手か、津村君で良いよ。

 次走は東京ダート1400と言うことで、それは良い。しかし、4戦してきたので、そろそろ調子オチも心配。あまり決め打ちせずに、状態下降の兆候見えたら、来春に切り替えて欲しいですね。牝馬限定のダ14は10/25、11/9。どちらも重賞ある日なので、良い騎手捕まると良いな。

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