(ウインアンジェラス)春全休決定。

 ウインアンジェラスは、ルミエールも掛かったトウ骨結節を発症してしまいました。これで、春は全休です。

 左腕の疲れが抜けきっていないことにより、昨日ミッドウェイファームへ放牧に出されたウインアンジェラスは、牧場到着時も歩様の硬さが見られたため、腕から肩にかけて入念にレントゲン検査を行ったところ、「左前トウ骨結節」という診断が下りました。
 結節とは、ほんの僅かですが、骨が三日月形に擦り減っている状態で、発生箇所はトウ骨の肘に近い部分の端です。原因としては骨の成長が追いついていない時に、レースなど大きな負荷が掛かって起きるものです。当初はその擦り減り箇所も本当に僅かなものだったので、走りに影響はなく、追い切りをこなしてデビュー戦快勝と、順調にきていたのですが、その後少しずつ負担が掛かり、それと共にその擦り減り箇所も段々と大きくなり、ついには痛みを伴い、歩様に出るまでになったものと思われます。
 今後につきましてはショックウェーブで刺激を与え、場合によっては化骨促進、カルシウムなどの投与も考えながら、骨が埋まってくるのをじっくり待つ方針を取ります。予定としては、1ヶ月は舎飼、その後少しずつ動かし始めるつもりで考えています。
 この知らせを聞いた鈴木伸調教師は「春は全休ということになりますね。でも、能力があるのは分かっていますし、しっかり治して、また頑張ってもらいましょう。秋以降そして古馬になってからしっかり稼いでもらいますから」と話していました。

 陣営も言っている通り、能力があることは分かっているし、不治の病ではない。完治すれば競争能力には何の影響もない病気。ここで無理をして、致命的な故障、ないしそこまでは行かずとも競馬に対する嫌悪感を持ってしまっては台無し。起きてしまったことをよしとすれば最良の判断が下ったと思います。秋を待ちます。

 しかし、本当にこれで春競馬はすることがねえ〜。来年度のPOGの情報収集でも始めようかしらw

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