正式に公開されましたので、個人的な意見を。
まずは「良く４頭も募集したな」ということ。これには本年の目玉であったスターズインハーアイズが募集中止になったことに対する救済措置の意味が大きいだろう。
そして「それにしちゃ相変わらず強気の値段だな」ということ。マンハッタンカフェの牡馬が３８００万！ ありえねえ〜。少なくとも、スペシャルウィークより上の設定で誰が買うというのか。正気を疑う。余程馬が良くても…。
最終見解はカタログ着いてから（厩舎等見てから）ですが現状の感想（１０点満点。基準６点から±。一般的な評価ではなく、私の好みです、自己責任で参考にしてください）。
●No.14：上でも書いたがまず高い！ ２８００万でも少し悩むのに３８００万。−２。マンハッタンカフェは好きな馬だったし、どんな競走馬を出すか興味はある。＋１。初仔は怖い。加えて新種牡馬。リスクが大きく−１。タイキシャトルとサンデーによるヘイロークロスは面白い。＋１。母父サンデーのタイキシャトルからはウイングレットが出ている。Ｍカフェは完全なステイヤーだった。２０００でも強い勝ち方をしているダンスインザダークやスペシャルウィークとは違い、軽い繁殖を掛けないとまともな馬が出ないだろう。母の兄弟アタラクシアを見るとやはり完全に軽いとは言えない母系がタイキシャトルでどれだけ軽くなったか。非常に興味はあるが、余程良い厩舎に入らない限り金額的に手が出ない。５点。来年のシンボリクリスエス産駒の方が興味ある。
●No.15：14と比べると一瞬お買い得に見えるがやはり安くはない。「ウインとして適正価格」というところか、−１。母は87年生まれで初仔も嫌だが老母も嫌だと言うことで−１。兄弟にもブラックタイプにもピンと来るものが無く、馬自体が余程良くない限り、スペシャル仔の中でも下位ランクと言える、−２。スペシャルウィークは是非一口で持ちたい種馬だが、キャロットに入ってる以上ウインで買う必要がない、−１。母父ノーザンテーストはインティライミと同じだが、インティの母アンデスレディーはオーバーザウォールなどを出していた。勝る物はない。−１。１点。
●No.16：コジーンCozzeneで２８００万は悪くない値段、±０。母はザフォニックZafonicの産駒で初仔ということで−１だが、母系にはブラックホーク、マルターズホーク、シベリアンホーク、サウスヴィグラスなど異なる系統から数多くの本邦活躍馬が出ており、日本への適正も質も追加募集の中では一番上、＋２。母父ザフォニックからはマルカシェンクが出ており、期待感が持てるし、コジーンの母父としてもミスプロ系からはゴッドオブチャンスが出ている、＋１。初仔でなければ絶対に買いだが、それを差し引いても期待が持てる一頭。しっかり使える厩舎であれば有力候補。８点。
●No.17：今年の募集で一番欲しかったキャッチフレーズ04が厩舎が大嫌いだったので出資できなかった。同父のこの馬は当然注目。値段も１６００万で手頃。父の産駒ということを考えると安くはないが、非牧場系クラブでは限界価格だろう、＋１。これも初仔で−１。キャッチフレーズがビクトリアクラウンの系統ということでつぶしが利いたが、こちらはトニービン、マルゼンスキー、シャトーゲイと母父成績の優秀な種牡馬が累代配合されている、＋１。ブラックタイプは近代競馬向きの活躍を示した馬に乏しく、配合種牡馬の潜在能力に賭けるしかない面はある、−１。値段を考えると、これも厩舎次第で出資候補になり得る。６点。
というわけで、現状私としましては16番か17番に食指が動いています。しかし04産は既にキャロ２頭、サウス３頭、ウイン１頭行っているので、限界。少なくともカタログ着いてすぐに買うことはないでしょう。それまでにルミエールが勝てば検討しようかなあ。ああ、ルーシッドの放牧痛い…。
