大事な移籍初戦

阪神JFアスコリピチェーノが勝利。指名馬のG1勝ち以上に、キー坊が今更(失礼)G1を勝つと言うことになにか感慨深いというか、感動を覚えてしまいました。一口キャリアの黎明期からお世話になってる騎手。これからも堅実に頑張ってほしいものです。

一方でより大きな期待をしたルシフェルは致命的な不利もあり6着。あれであそこまで来れば来春は安心とも言えますが、流れを掴み損ねた牝馬がどれだけ苦労するかというのも数多の例を見てきたところ。次のレースは大きな勝負になりそう。香港と言い、この週末は2頭軸が快勝+不利受けて負けるパターンばかりでぐったりしました。

 

さて、水曜日には全日本2歳もありますが、私的には神奈川記念。最初で最後の重賞と言うことで、当事者として楽しめるのは嬉しい限りです。

そのフォーヴィスム。実質格上挑戦の身ですし、初の地方・川崎で適性面がどうなるか心配ですし、内田厩舎なのに矢野騎手は間に合うか不透明→一度吉原騎手で決まるものの落馬負傷→笹川という鞍上の経緯も不安。笹川君、数こそ勝つけど信頼度が一向に付いてこない、という意味ではかつてのユーイチ、今の岩田息子的なところがあります。特に重賞だと、自力では無く相手次第な面がありますよね。

相手関係に目をやると、チャンピオンズ~勝島王冠~兵庫GTとある流れの狭間で、地方のメンバー的にはかなり手薄になってくれました。中央にしても能力断然のバーデンヴァイラーは本来ここ本線では無く、距離不足+酷量。ユティタムも府中の勝利が光るモノの本質は右周り1800以上? 他の馬もここベストという感じでは無く、安定感には欠けるもののオマツリオトコが有望(今回は走る番な気がする)、といった面子。つけいる隙はありそうですが、何よりフォーヴィスム自身が来年へ繋ぐためにもここで良い走りを見せることが出来るか。頑張ってほしいものです。

 

9日は坂路コースで追い切りました(37秒8-24秒4-12秒1)。「今朝の最終追い切りは併走馬(グレイテストワーク)を2馬身ほど追走し、終いは反応を見る程度に動かしました。1馬身ほど先着できていることからも動きや反応は良好で、好内容の追い切りを消化することができたように感じています。移籍初戦なので、まだ手探りでの調整ではありましたが、ここまでの感触は悪くなく、馬体の張りや毛ヅヤも良いので、好勝負は十分に可能と考えています。来年は本格的に重賞路線を歩ませていきたい馬ですから、ここで目処の立つ競馬をしてもらいたいと思います」(ミッドウェイF担当者)14日の川崎競馬(神奈川記念・ダ1600m)に笹川騎手で出走を予定しています。

 

 

 

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