頑張った×2

エスペラントは2着。

18日の中山競馬ではまずまずのスタートを切り先団に付ける。勝負どころあたりから少しずつ勢いをつけていき、直線外から差を詰めてきたが2着まで。「雨による馬場の悪化をまず最初に心配していたのですが、返し馬を見ているとノメらずに走れていたので、これなら対応してくれるかなと見ていました。実際のレースでもリズムは良く、あのスローペースのなかでも引っ掛かることはありませんでしたからセンスがありますね。稽古の感触通り最後も弾けてくれただけに、スムーズに行かなかったことが悔やまれます。あのスローペースなので大外をぶん回すのもどうかと思いますが、間に入ってしまい、外から蓋をされるような形になりましたから切り替えなければいけなくなったのは痛かったです。いちばんいい結果を出すことができず大変申し訳ありませんが、結果を抜きにすれば評価できる内容です。それに良馬場でこそではないかとも思っているので、次走以降、何とかいい結果を出していけるようにしたいです。ダメージが少ない競馬だったかなとは思いますが、気持ちが先行しがちなところがあるだけに今後のことについては慎重に判断していきます」(武藤師)稽古では気の良さを見せており、動ける分体が仕上がりすぎる傾向にあったので慎重な調整で仕上げられました。悪くない状態で臨めたように思えましたし、いざスタートを切ってもスローペースのなかで上手に折り合い、いい形で進められていました。直線で外に進路を切り替えなければいけなくなったのが痛く、最後によく追い込んできているものの2着までという悔しい敗戦となってしまいましたが、内容は上々でこの後も楽しみになる走りだったと思います。あとは使ってから気持ちの変化がどうかということがポイントになってきますし、そのあたりのことを慎重に捉えて今後について検討していきます。

直線、前が詰まっちゃったのは残念ですが、あそこですんなり運べたら終いにあの足が使えたかは未知数ですし、パドックでも若干貧弱に見える中、重い馬場をものともしない競馬が出来たことは先々に大きく繋がると思います。成長してくればなかなか楽しめそうですね。まずは勝ち上がりへ向け、最善を尽くしてください。

 

アシェットデセールは7着。

19日の中山競馬では五分のスタートから促して中団に付けるも2周目の向こう正面あたりからペースが上がり出すと追走に苦労し出し、直線ではまた伸びてくるも前とは離れてしまい7着。「逃げるつもりで前半出していってほしいと伝えてあり、ジョッキーもその旨を理解してくれていましたが、まわりとの兼ね合いもあって今回はあそこまでだったようです。実際の道中のリズムは良さそうだったので序盤あの形になったこと自体は悪くないかなと見ていたのですが、あの位置からになったのならば他の馬たちと同じようなタイミングで動いていては分が悪いので、しぶとさを活かすために先手を打ってほしかったというのが正直なところでしたね…。行けるなら途中からでも行くように伝えてあったのですが、馬に余裕がなかったのか行けず…。7番手くらいにいて7着ですから、消化不良感はありますかね…。バテてはいないし、一度さがったけれど最後にまたチョロチョロと来ていることを考えると力を出し切れていないのは明らかだと思いますし、悩ましいです。脚元のこともあるだけにただ強く求めればいいというわけにもいかないだけに難しさはありますが、思うような走りをお見せできず申し訳ありません。今日は中山に臨場できていないので、レース後の状態を見るとともに明良とも改めて話をして今後に繋げていければと思っています」(小島師)前走はレース前の試行錯誤も思うように活きず良さを全く発揮できないまま終わりましたので、今回は以前騎乗経験がある鞍上を再び迎えて、できる限り積極的な作戦で臨むことにしました。先頭に立つまでのダッシュは利かせられませんでしたけれど好位集団を見る位置から運ぶことができていましたし、前走よりも明らかにいいポジションから進められたのでもしかしたらと思わせてくれたのですが、残念ながら勝負どころから追走一杯になってしまいました。ただし、直線ではまた伸びを見せており、単純にバテたというわけではなさそうなのが却って悩ましいです。気持ちを如何に前へ向けられるかがポイントになってきますが、求めすぎてしまうと今度は脚元などに負担がかかってしまいかねませんので、何とかいい方向へ導いていければと思っています。この後についてはレース後の状態をよく見たうえで判断していきます。

スタートから押して中団前にポジションを取れたことは収穫。3コーナーからのペースアップに対応出来ずポジションを悪くしてしまったことは反省点。直線はいつものようにまだまだ余裕ありますけど、という走り。ずっと追えよ、と外野から言いたくもなりますが、騎手にとっては本当にしんどそうなタイプの馬で、なんか申し訳ない気分が先立って、そんなこと無邪気に言えないですね(苦笑)。前走のように溜め殺すことなくこうした条件を選んでいけば、徐々に馬もスイッチ切れにくくなってくるでしょうし、定期的にチャンスはあるでしょう。まだまだ馬体などは成長の余地を感じますし、創意工夫という点においてはまったく心配ない陣営なので、後は諸々に恵まれて結果に繋がりますように。目先を変えるという意味では、大井あたりの交流戦使ってビッシリ競馬してもらうのも、スイッチ入れる意味では面白そうな気がします。

 

リフタスフェルトは調教なので何着でゴールしたか分かりません。100%無駄遣い、というのは基本的にないものと考えていますが、限りなくそれに近いというのはありますよね、実際。クラブももうこの陣営に関しては投了気味のようですし、まあ、時間経過を待つしかない感じですね。

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