今週は2頭が出走。まずは福島のコンダクトレス。
３日は美浦南Ｐコースで追い切りました（６９秒４－５４秒２－４０秒２－１３秒０）。「先週の追い切りの感触は悪くなかったのですが、週末あたりにこれまでの疲れが出てしまったのでケアを重点的に行っていました。いったんは下降気味になったものの、ケアをしっかりと行ったのでいくらか持ち直しています。今朝追い切りを行う前に自分でも跨って確認したところ、持ち直しているかなと感じられたので、その後杉原に乗り替わって彼に追い切りを託しました。他の馬と一緒に行って終いを伸ばすものですが、オーバーワークをいちばん避けたかったので杉原には無理はしないでほしいと伝えていました。それでもパートナーに並べてくるだろうなと思っていたのですが、並べず前との間隔をそこまで詰められずにフィニッシュしていましたね。感触を確かめたところ"確かに腰回りにちょっと疲れた様子があって、これから上向いてきそうに感じたので無理はしませんでした"ということでした。ソフト調整にしたことでグッと上向いてくれたらと思っています。先延ばしにするとなると福島だと２６００ｍ戦になりますが、今敢えて距離を延ばし、長い距離で疲労を溜めるよりは同じ２０００ｍへ向かったほうがいいだろうという考えや、リズムを崩さないように同じ条件にしたいという思惑もあるので、明日確認して対応できると思えれば予定通り今週の競馬へ向かいます」（小島師）６日の福島競馬（松島特別・芝２０００ｍ）に杉原騎手で出走を予定しています。
中間ひと頓挫あったようで、少し残念ではありますが、現状なりでこの条件でどれだけやれるのかは楽しみですし、勝っても負けてもそこから何かを得ることのできる陣営。少しでも多くの良い材料をここから積めるように期待しています。
続いて中京のディーパワンサ。
３日は栗東坂路で追い切りました（５３秒５－３８秒３－２４秒５－１１秒９）。「今朝は坂路で追い切りました。当該週でも加減せずにビシッと追ってきてほしいと指示を出したのですが、馬場が荒れている時間帯でラスト１ハロン１１秒９ですから、馬の具合もかなりいいのでしょうね。しっかりと追い切りを重ねて体も締まってきていますし、休み明けでもいきなりから動けそうです。脚元の状態も安定していますから、昇級初戦でもいい競馬を期待しています」（松下師）６日の中京競馬（豊明Ｓ・芝１４００ｍ）に中谷騎手で出走を予定しています。
復帰から3走経てしっかり休ませたことで良い具合のようですね。この馬に関しては、能力的にいきなり勝ち負けでもおかしくないですし、頓挫の経緯を考えればもう付録的な競走生活でもある。過度な期待はせずまったり楽しんでいきたいです。まあしかし、8頭立ての特別は美味しいですなあ。こういうレースをきっちり選ぶあたり、凡百のノーザンパラソルとはちょっと違う創意を感じます。いいぞ。
