よく頑張った

引退
「天栄で右の腰角付近を気にする素振りを見せていて時間がかかりそうであるということからこちらへ移動してきました。状況によっては精密検査をする必要もあると考えていましたから、まずは数週間楽をさせて経過を観察していたものの、時間が経過しても思うように変わってこない状況でした。そのため、ここはしっかりと原因を究明しておこうと考えて色々と検査を行ったところ、右の坐骨部分に線が入っていて、それが痛い原因であることがわかりました。前走、久しぶりに勝ってくれたところだっただけに本当に残念でなりません」(早来担当者)「天栄での状況があまり思わしくなく、北海道に移動させて現地で様子を見ることになったと聞いていましたから、何とか少しでも回復し、夏は使えなくても秋の東京あたりでまた使えたらいいなと願っていました。しかし、北海道に移してからも芳しくない状態が続いたということでした。検査した結果、痛い箇所が判明して、回復するのにそれなりの時間がかかるということがわかりました…。前走では勝負根性を発揮して相手をねじ伏せて待望の勝利を挙げてくれました。あの勝ち方には驚かされましたし、とても嬉しく思っていました。本当に興奮しましたね。今でも思い出します。1000万下クラスに上がっても頑張ってもらいたいと期待をしていただけに本当に残念ですが、幸い大きな怪我ではなく今後の生活に大きな影響が出るというものではないはずなので、それが不幸中の幸いです。出資いただいた多くの会員の皆様には長い間、温かい声援をいただいていましたから、改めてお礼を申し上げます。本当にありがとうございました」(武藤師)前走の勢いそのままに札幌開催での連勝を目指して調整が進められていましたが、残念ながら歩様に違和感が出てしまい、その後もなかなか改善が見られない状況でした。環境を変えて別の目線で確認しても状況が変わらなかったことから精密検査を行ったところ、坐骨部分を傷めていることがわかりました。引退期限までにしっかりと回復し、レース数を使うことは難しいと考えられる状態であることから、武藤善則調教師と協議を行った結果、ここで現役続行を断念し、競走馬登録を抹消することになりました。会員の皆様にはまことに残念なことと存じますが、何卒ご理解賜りたくお願い申し上げます。なお、本馬に出資されている会員の方へは追って書面を持ちましてご案内いたします。

 定期的に痛む中で得意条件をしっかり使って2つ勝たせてくれた武藤師には感謝。安かったと言うこともありますが、それ以上に満足感はある馬でした。牡馬だったら半年休んでも次が見たいところでしたが、牝馬はタイムリミット=次の仕事がありますからね。繁殖でも頑張って欲しいです。

 でももう一度三浦君とのコンビが見たかったかな…。

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