漸く。

 アイリッシュハープは札幌2Rに出走、1着。

 前走で岩田騎手が乗って入ったスイッチが切れてませんでした。スタートから押していかずにソフトな位置取りをした段階で非常に嫌な予感はしましたが、あれだけいつも勝負所でもたついた馬が3角、三浦騎手の馬が捲ってペースアップしたところですっとついて行けた。そうなると無理していない馬が強い。4角から直線楽な手応えで並びかけると後続も伸び悪くそのまま押し切り。


 これでヨゾラに続いて須貝厩舎の馬はユーイチに勝たせて貰いました。そこは素直に感謝。でも今日は80%前走の岩田の力。厩舎に対しては、芝だ短距離だと色々模索しましたが、結局は牧場の見解通りダート中距離の勝ち上がり。迷走したね、という感覚が残りますが、まあ、間に合ったので良しとします。相手に恵まれた感は否めませんが、どんな条件だろうが勝てばいい、というか勝つことが大事な3歳未勝利。上でどんな競馬できるか分かりませんけど、まずはゆっくり夏休みをあげて欲しいですね。今後も10日競馬や中1週で結果を出していく必要があります。馬自身のタフネスに期待しましょう。


2日の札幌競馬ではまずまずのスタートから中団を追走するも、向こう正面で流れが変わってスッと2、3番手につける。そのままの勢いで早めに先頭に立つと最後まで先頭を譲らず優勝。「少しズブいところがある馬なので前半のペースのままなら自分から動いていこうと考えていましたが、ちょうど外から1頭捲って来てこの馬向きの流れになってくれました。道中は終始楽な手応えでスムーズな走りでしたし、早めに先頭に立って頑張らせるというイメージ通りの競馬できたのは大きかったですね。最後は少しバタバタしてしまいましたし、馬体がパンとしてくればもっといい走りができるようになるなとは思いますが、今日は何がなんでも勝たなければという気持ちでしたから、狙い通りに勝つことができて本当に良かったです。ありがとうございます」(福永騎手)「ここまで上位に来てくれていたし、時期を考えてももう決めないといけないと考えていましたから、まずは勝てて良かったです。ありがとうございます。コンスタントに競馬を使っていたので状態面で大きくプラスとは言えないところはあったのですが、馬がここまでしっかりと耐えて頑張ってくれましたことが結果に結びついてくれました。この後はお休みを挟むことを考えていますが、あくまでも馬の状態を第一に、番組なども見ながら判断していきたいですね」(須貝師)ここまで悔しい結果が続いていただけに、今回の勝利は格別のものになりました。馬の頑張りはもちろん、ジョッキーの冷静な騎乗、厩舎、牧場での取り組みが形になってくれたことでしょう。この後は状態を見ながら間を空けるか、タイミングを見て次の競馬を考えていくことになりますが、上のクラスでも粘り強い走りを見せてほしいものです。

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