今週の一口出走馬

 2頭。まずはアイリッシュハープ。2歳世代、早くも3頭目のデビュー、と言うか、これで1人(馬)頓挫グランドスラムを達成しそうな勢いのマニッシュコート以外全馬デビュー。過去記憶の無い順調さですね。勿論、早い=結果が出るわけではありませんが。

4日は栗東坂路で追い切りました(53秒9−39秒3−25秒8−13秒4)。「先週までもかなり本数をこなしてきていますし、時計も満足できるものが出ていたので、今朝は併せ馬で気持ちを乗せるだけというつもりでやりました。終始馬なりでしたが、それで53秒9なら優秀でしょう。特に気になるところもなく調整できましたし、カイバもしっかりと食べてくれていて、体調面の不安もありません。早くから目標を決めてしっかりと乗り込んできましたが、暑さにへこたれるようなこともなく苦しいところも乗り越えてくれました。いい状態でレースに送り出せそうです」(須貝師)7日の阪神競馬(2歳新馬牝馬限定・芝1400m)に岩田騎手で出走を予定しています。

 牧場も、私の見立ても、ダートの中距離というところで一致した馬。まさかの芝デビューですが、この時期であれば試してくれるのは大歓迎。しかも岩田ですからね。この厩舎はいろいろな方面で楽しめて、しかもケアもしっかり、勝ち上がりまで持って行ってくれる、非常に良い感じ。私が角居さんを評価する一番のポイントである「誰でも成功するような大物以外の馬へのケア」という部分で、共通する物を感じます。目下、第2の角居と言って良いポジションでしょうね。

 まあ、ここは掲示板有れば、次も芝でお試しでしょうし、外れればあっさりダート。気楽に楽しみたいですね。

 ミラクルルージュは秋華賞TR、紫苑Sへ。

4日は美浦南Wコースで追い切りました(53秒6−39秒0−12秒9)。「先週1週間の様子を見ても変わりはなかったので予定通り特別登録させていただきました。その結果、登録段階でフルゲート未満の頭数でしたし、除外の心配もなく出走できるとわかったので今週追い切りをかけました。中1週の間隔になりますから追い切りは単走で終い重点のものにしています。だいたい70−40くらいのイメージで終いを伸ばしましたが、変わらずキビキビとしたいい動きを見せていましたし、悪くなかったと思いますよ。精神的にも肉体的にも前走の状態を保てているように思いますから、あと数日しっかり整えて権利獲りにチャレンジしたいですね」(上原師)7日の中山競馬(紫苑S・牝馬限定・芝2000m)に田辺騎手で出走を予定しています。

 ここまでのキャリアで、明らかに走りにマイナスを感じる中山コース。しかも500万を負けた馬が中1週でこのレースに使う、というのは明らかな「記念出走」パターンで、レース設立以来権利取りどころか掲示板も無い(はず)。そんなわけで、ダメージ残らずに最後方回ってくるだけでいいや、と思っていましたが。鞍上にナベヒロを迎えたことで、状況一変。

■開幕中山も田辺 新潟の勢いそのまま(ニッカン)

ラクルルージュは「ダービーに出たサムソンズプライド(同じメイショウサムソン産駒)とは違ってしまいの脚が切れる。なんとか秋華賞の権利を取りたいですね」と力が入る。


 勿論勝負になるとは思いませんが、中山コースで、このメンバー相手に、100%出し切る競馬にはまずなるでしょう。その上で惨敗なのか、掲示板があるのか。今後のローテーションを決める上でも大事なレースになりました。それを私が日本一信頼する騎手に託せるのは、冥利に尽きます。いや、だって考えてみてよ。命名馬にトライアルでナベヒロ乗るんだよ。私にはG1級のインパクトです。

 右回りでは、キー坊のレースが初経験、2戦目は地方騎手+休み明け、3戦目はヘッドワーク足りない騎手での先行作裏目。これでダメなら東京・新潟を専門に走って行けば良いと思います。頑張れ。

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