自分用キャロメモ2

 ジンジャーパンチ。カズーだと思っていたので諦めムードだったが、古賀先生。悪くない。古賀先生は先日のエントリで取り上げていなかったので、書いておきましょう。

古賀慎明厩舎

  • 預託頭数:6頭 牡3/牝3
  • 勝利数:2(−) 牡1/牝1
  • 勝率:7.1%(−) 牡7.1%/牝7.1%
  • 平均募集額:2467万 牡3200万/牝1733万
  • 平均獲得賞金:1359万 牡335万/牝2383万

 キャロ云々以前に、まず開業当初の勢いは止まった感じしますね。2年目の33勝をピークに3〜5年目は20勝チョイ、今年はここまで7勝。それでも重賞は毎年勝っていて、昨年はオークスサンテミリオンで制し、念願のG1制覇。今年もキャロ馬でオークス2着。

 回収金額では完全に牡<牝ですけど、言ってもピュアブリーゼ一頭での成績。他5頭で1勝、獲得賞金約1000万ではどうにもなりません。石坂先生もそうでしたけど、三振かホームランタイプ、かつ打率はお粗末という実情です。さて、今回は当たりですかね?

 サンテミリオン秋華賞でさんざん物議を醸しましたが、調整は別にそんなに下手って印象はないです。そのサンテにしたってフラワーC→フローラS→オークスの流れは良かったと思いますし。それよりも騎手ですよね。主戦キー坊で第2主戦がカッチー。後はヨシトミ…ノリちゃんやウチパクさんも結構乗るので、純粋に関東の上位騎手網羅って感じではありますが、軸足の置き所は怖いものがあります。

 馬に戻って…まずは父のバーナーディニBernardiniですよね。プリークネスSなどG1・3鞍を含め6連勝、BCクラシックは2着とダートの一流馬。アメリカでは初年度から2歳G1勝ち馬を2頭も出して、ステイサースティStay Thirstyが「真夏のダービー」トラヴァーズSを親子制覇するなど快調。一方日本では6頭がデビューして未勝利勝ちが2頭と散々な状態。POG評判馬も多かったですし、プロが褒めていて失敗というのは、先物買いの世界である一口的には余り宜しくないですね。これで安ければ一発期待しても良いのですが。

 高い要因となっている母。なんと言っても米G1・5勝のジンジャーパンチ。こんな馬が募集されるとはねえ〜。昨年東京でキャッチアズキャッチキャンが募集されたのも驚きましたが、あれは山本さんの流れもあるでしょうし。キャロですからねえ。凄い。既にG1級の産駒を出していた(兄がBCマイル2着)キャッチと違い初子。そして日本ではどうにもならない「かもしれない」父。値段も含め、リスクはキャッチよりずっと上、ってことで二の足踏んじゃいますよね。これが北米デビューとか、もしくは大井デビューとかなら夢も抱けるのですが。

 それにアメリカのダート戦線は充実しすぎるくらいしているので、G1・5勝と言ってもBCディスタフ以外は超一流の相手という感じではない。ほぼ同世代の最強牝馬ゼニヤッタZeniyattaとはアップルブロッサムHで8馬身差負け。日本的な感覚で言うと地方交流G1・4勝と強豪の居ないフェブラリーS勝ち、くらいの感覚?

 まあとにかく夢は抱けますが、その夢の重さで言うとキャッチの方が感じたというのが事実。カズーじゃないってことでゼロではなくなりましたが、今のところ、1次惨敗して1.5次に行くときに残ってたら、って感じですね。馬は良いと思いますが、繰り返しますけどバーナーディニの初年度も良い馬結構居ましたからねえ。母父オーサムアゲインAwesome Againはダートの強豪ミラクルレジェンドと一緒ですね。あれも母は社台が高額で買ってきた牝馬の初子でした。向こうは名牝ミエスMiesqueの近親ってことで、キングマンボやらキュンティアやらで日本の親和性も期待できた。対するジンジャーパンチの血統はコッテコテの北米血統で、日本に合うイメージ湧かないんですよね…。

当ブログの一口馬主関連記事の一部はキャロットクラブさまより許可をいただき転載しております。記事の再引用、転載はご遠慮願います。