W杯3日目4日目

 イタリアの試合これからだけど、日本戦の話を書いてしまったので、先にここまでの試合の感想を挙げておくことに。

 アルジェリアスロヴェニアは玄人好みの好ゲーム。正直、両チームとも舐めてましたけど、ピリッとした良いチームですな〜。こういう試合を見て、見所を感じ取れるかどうかでサッカーファンと、サッカーキチの差が出る気がします。エンタテイメントとしてやや物足りないという点には同意しますがね。スロヴェニアは分離独立してから、2002年、内紛で3連敗して、前回は出られなくて、悲願の初勝利。アルジェリアも、現代アフリカを代表する強豪エジプトを倒したのは伊達じゃない。イングランド、尻に火が付いた気がします。

 セルビア−ガーナはもう一段階ギアの上がった見所多い試合。セルビアは間違いなく、勝ち点1に値する戦いをしたし、ガーナも同様。ドローが妥当な結果だったけど、神様はどれだけセルビアという国に試練を課したいのだろうかね。何とも、こう、ぐっと来るチーム、国です。何とか立て直して欲しい。

 で、ドイツ−オーストラリア。私は今大会の優勝候補にドイツを上げていたのですが、正直、予想以上でしたよ。オーストラリアがそこまで悪かったかというと…左右に振るパスの早さ、相手の急所を突き続けるクロス。もう、ドイツがオーストラリアを研究しきってたって感じです。DFには脆さがあると思いますが、この戦いをしたら、そんなの関係ないでしょうね。バラックが居なくなったことで、ケディラを中心に据えて、遠慮のない、戦えるチームになった。阿部と長谷部を中心に据えた日本に似ていると言えなくもない。次以降も楽しみ。オーストラリアはドイツの右をフリーダムにやらせすぎていたので、もうワンランクレベルの高い2チーム相手に通用するか、注目です。今のところ、勝ち点3を持っているガーナ優位は動きませんが、ドイツ相手にいかにやれるかで2位が決まるでしょうな。

 オランダ−デンマークは実力通りじゃない結果になった感じ。無論、オランダの攻撃は華麗で素晴らしいけど、あれはサーカスの楽しさで、戦うチームのそれじゃない。無駄なパス回し。いくら上手くても、デンマークの脅威ではなかった。デンマークの足は、土俵際からはっきり何歩も離れていた。あとは、後半じれてきたオランダから1点取って逃げ切るだけ。その矢先のオウンゴール。非常に惜しい。ベントナーの出来が完璧じゃなかったり、デンマークも苦しいところあった。でも、デンマークのペースだった。日本のオランダファンには、あんまり共感してもらえないと思うけど。あれは、負けに向かっているオランダだった。それを勝ったことで、きっと乗るだろうし、徐々に強くなっていきそう。対するデンマークカメルーンを軽くあしらって、日本戦に注ぎたい。日本が勝ったことで、3戦目はとても楽しみになった。

追記:イタリア−パラグアイは正規の凡戦。無論、戦犯はイタリア。終わってますなあ、この国。今、前半もうすぐで終わるところ(1−0パラグアイリード)ですが、最後まで見る気がしません。このグループはスロヴァキアのサッカーに興味あるけど、後はかなりどうでもいい。全試合オンタイム観戦を志したけど、F組はスルーして、休息日にしようかな。

更に追記:うん、本当につまらないので、寝る。イタリアはとっとと敗退しなさい。

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