（引退）島上牧場にて精密検査を行ったところ、左前膝に全治６か月の剥離骨折が判明しました。骨折自体は軽度なものでしたが、これが２度目の骨折であること、骨折箇所が競走に影響の大きな膝であることから、残念ですが引退を決断することになりました。
矢作調教師「前走で４着と頑張ってくれて、ようやく復調気配が見られた後だけに本当に残念。手術後に再起を図ることも考えましたが、これまでも馬体減りなど体質面の弱さに悩まされてきましたし、こうした気性ですから今後も使いこんでいくことは難しいと思います。そうした様々なことを踏まえた上で今回の決断に至りました。スピード能力の高い子だったのに、一つしか勝たせてやることができず申し訳ありません」
これから矢作イズムの良いところと、この馬の真価を味わえると期待していたのですが。結局、どちらも片鱗をなぞることしか叶いませんでした。惜しい。
まあでも、この状況で故障状態を明示せず、ズルズル伸ばすよりは良い。その点において、クラブも厩舎も、信頼できます。いずれ、リベンジします。
前走の４着は、この馬の素質を信じてきた出資者への、最後のご褒美でしたね。ありがとう。いい子を産んでおくれ〜。
