2008年一口馬主総括

 最終週は出走無さそうなので、2008年の一口成績を纏めたいと思います。

 まず、年初の目標がこちら。なぞりつつ、回顧を。

▼2008年総合成績(連対率)※クラブの連対率は後日。

  • 中央年間成績:10−8−5−6−1−30(.300)
  • 地方年間成績:1−1−0−0−0−2(.500)
  • 芝成績:5−4−2−3−0−17(.290)
  • ダ成績:6−5−3−3−1−16(.324)
  • 獲得本賞金:13681万円/1頭当たり977万(14頭出走)
  • クラブ別・ウイン:0−1−2−3−1−4(.091)/クラブ連対率.−(−勝)
  • クラブ別・サウス:4−2−1−1−0−17(.240)/クラブ連対率.−(−勝)
  • クラブ別・キャロ:4−2−1−2−0−4(.462)/クラブ連対率.−(−勝)
  • クラブ別・東京T:3−4−1−1−0−7(.438)/クラブ連対率.−(−勝)
  • 騎手別勝ち鞍:北村宏2・佐藤哲1・横山典1・柴山1・安藤勝1・小牧1・松岡1・藤岡康1・岩田1・(道)桑村真1
  • 厩舎別勝ち鞍:藤沢和2・森2・中尾秀2・矢作1・小島茂1・藤岡建1・角居1・(道)広森久1
  • 競馬場別勝ち鞍:京都2・中山2・小倉2・阪神2・東京1・中京1・(道)旭川
  • 芝/ダート別勝ち鞍:芝5勝(平均距離1720m)/ダート6勝(平均距離1300m)

 年初の目標数字(8勝/8000万)はクリア。目標達成は初めてなので、素直に嬉しいです。一頭当たりの賞金もギリギリ1000万に届かなかったモノの、過去では一番。単純に、数が増えたと言うことではなく、今年は内容も伴った一年でした。それでも、2〜4着が計19回と、取りこぼした感の残るレースも数多く。その分、来年に伸びしろがあると思うこととしますか。

 以下、個別回顧。()内は各馬に対する年初目標(期待値)の数字です。

▼5歳馬

プリンセスデザイア(0.5)0−0−0−0−0−3→引退

 悩める姫、ついに引退。勿論、決断は遅すぎるくらいでしたが、その間、やれることはやろう、やれることが尽きてもまだ、見落としがないか探ろう、という、執念の男・角居勝彦の本質に触れることが出来ました。今は、この馬に出資して良かったと心から言えます。
 同一クラブからの募集であれば、体制変更がない限りはあり得ませんが、この馬の子に出資したいという気持ちは強く。なんだかんだで、今までの牝馬では一番愛着のある馬です。

ルクシオン(0.5)0−0−0−0−0−4→引退

 昨年の復帰初戦で、中央500万で通用しないことはハッキリしたので、まだ早めの引退決断、助かりました。どんな馬でも、見捨てず愛情を注ぐのも大事ですが、長く続けるためにはストレスを溜めないこと以上の秘訣はないでしょうからね。厩舎には、アーティストチョイスでリベンジ!

▼4歳馬

ウインアンジェラス(2)0−1−2−2−0−2

 この馬が一つも勝てなかったのは、今年最大の誤算。降級500万はいつでも勝てると思ったのですがねえ。どうも、ちぐはぐな騎乗が多かった印象です。同じ、着を繰り返して稼いだ馬でも、フレンチノワールとは逆の印象ですね。ウイン最後の出資馬。良い思い出と共にさらせて欲しいと願います。馬への期待度は、まだまだ高いです。

ファストロック(1)2−2−1−0−0−3

 稼ぎ頭にして、悩みの種。贅沢すぎるんでしょうかね…しかし、最善を尽くされないのは本当に残念です。こと、秋以降の使われた方は、完全に駄目なこの厩舎の部分が露骨に出た感じで。来年は気持ちよく応援させて欲しいですね〜。

アルシラート(1.5)2−0−0−1−0−7

 ファストロック同様。2勝してくれた馬に贅沢な要求ではあるのでしょうが、「やっと2勝」と「紆余曲折の末何とか2勝」では気分も違うわけで。ロック以上に、来年も迷走しそうなところが悩ましいこちらは、着も乏しいタイプですし、どのクラスでも似たような内容。とっととOP行っちゃいなさいよ、って感じですが。

▼3歳馬

リーガルスキーム(1)2−1−0−0−0−2

 今年の、精神的MVPですね。年初からの素晴らしい連勝。初のG1挑戦となったNHKマイル。暮れには1000万にも目処。その間、主戦はアンカツでほぼ固定。来年の飛躍を期待できる馬ですが、気性面の問題が徐々に表出しており、何処までトリガーを引くことなく進められるか、という面も。陣営の手腕に期待するのみです。

インディゴライト(0.25)1−1−0−1−0−5→地方転出

 中央では、序盤鳴かず飛ばず。立て直した夏に勝ち上がり見えるところまで行くも、間に合わずに北海道で。初戦を勝ったがその後2戦は見所乏しい敗戦。旭川終了(いろんな意味で)を受け、盛岡へ。初戦僅差の2着。どのみち後1レースで中央へ戻る。キャロの再ファンドは客に優しくない。どうするか、悩みどころ。

ミューズマジック(0.25)1−0−0−0−0−3

 デビュー戦が見所無く、不安になるも、2戦目、なかなか強い内容で勝ち上がり。次走も見所作るも、その後剥離骨折。来年の復帰が待たれる。きっちり身の丈にあったレースを使って勝ち星を稼ぐイメージの厩舎だけに、来年1年掛かって、どこかで500万勝ってくれそうな気はする。

フレンチノワール(1)0−2−1−1−0−2

 キー坊の嫌がらせのような競馬を経て、迷走しかかったが、何とか差し馬として再生。しかし、差す競馬では勝ち味に乏しいことはハッキリしており、後は、何処まで入着で稼ぐか、何処でチャレンジするかの、陣営の判断待ち。来年も今のペースで稼ぐことは可能そうで、ある意味、大変馬主孝行な馬である。

キングプロローグ(1)0−0−0−0−0−1→引退

 なんと言うか、いや、なんとも言い様がないので割愛。この世代、唯一の大駒候補だったのに。

ウイントリビュート(0.5)0−0−0−1−1−2→引退

 漸く目処が立ちかけたところでの故障引退。残念。戸田厩舎の攻めの姿勢に馬が付いてこられなかった格好。それでも、未勝利馬を大事にしたところで、行く先は廃用。陣営には大変好感が持てた。良い馬でリベンジしたい厩舎だ。

▼2歳馬

ピースエンブレム(−)1−0−1−1−0−0

 期待馬のデビューは北海道の予定も、ずれ込み晩秋に。初戦は距離不足&強面子で4着とまずまず。2戦目も強豪牡馬相手に僅差3着。芝でも牝馬同士なら悠々勝ち上がれる目処は付いたが、陣営は満を持してダートへ。少々ヤンチャをしつつも圧勝。来年は、フラワーC姉妹制覇、その先など夢膨らむ。困ったらダート、という保険が利いたのも良かった。あとは無事に!

レッドシャガーラ(−)1−1−0−0−0−0

 こちらも夏デビューは果たせなかったモノの、暮れの迫った時期にデビュー。上々の内容で2着の後、中京で勝利。2歳で、中距離芝を勝ち上がった出資馬は初めてで、期待膨らむが、それ以上に、この血統への恐怖心は強い。次走がキャリアを左右する気がする。鞍上のレベル共々、上手いことやって欲しい…。

レッドジール(−)1−1−0−0−0−1

 2歳最初の阪神新馬でデビュー。そこは惨敗も、立て直して2→1着ときっちり起動に乗った。その後も、角居厩舎の王道ローテを歩みかけるも、鼻出血で頓挫。復帰へ進めていく中で更に骨膜。弱り目に祟り目の感だが、一方で、再度の出血は競争生命終了告知に等しいだけに、ここで間隔を空ける結果となったのは幸いかもしれない。来期は頑張って欲しい。まずは無事復帰を。

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