(ウインアンジェラス)頑張った。

 ウインアンジェラスは稲妻特別に出走、3着でした。

 スタートはこの馬としては普通だったモノの、当然の事ながらとびっきり速い馬が集まったメンバー構成。結果的に平均以下。それ幸いと、外目に出しつつ、前との差を詰める。ここで勝浦騎手(直線の穴騎手)上手かったのが、外に馬が殺到していてアン子の位置取りからでは割っていける可能性無いと見て、また内へ。ややふらつく前の馬をじっくり見つつ、残り400で並んで、200で割ってきました。一瞬、頭まであるかという勢いも、最後は足鈍り、3着。

 まあ、頑張りましたね〜。現状、直線競馬でこれ以上の結果は期待出来ないでしょう。今日のレースを見て、改めて直線は「?」と思いました。結局、終いが甘くなるのはどんな条件でも一緒で、ハラを括って追い込むとかじゃなければ(前から言っていますがダンチヒでそれをやるのは狂気の沙汰ですけど)、早めスパートで甘くなっても逃げ込むしかない。1000mでそんな競馬出来るはずがありません。スピードは確かな馬で、1000万でも芝レースでもスピード負けは考えられない。ここも予定通りダート1200を選んでいればもっとチャンスあったと思いますが、次も良いレースを選べば、前進可能。ここを使って次はビッグチャンスだと思うので、何とかして欲しいですけどね。

▼クラブコメント
勝浦正樹騎手 近走はダート中心に使われていましたが、返し馬から、芝もいいなあという印象でしたので、色気十分でレースに向かったのですが、意外だったのが、スタートからついて行けなかったこと。スタートがいいタイプだと思ってたので…。それでもしまいは手応えがよかったですし、前が壁で内に切り替えてから、よく伸びてくれました。今回は前半がおっつける競馬にはなりましたが、1000メートルも合っている条件だと思います。今日はチャンスもあっただけに残念ですが、またチャンスが巡ってくる馬です。

 芝も合うのは分かってるんですよねー。要は瞬発力不足と終いの甘さという2つの弱点を、スピードと競馬センスでどうカバー出来るかで。その可能性はダートの方が高いと。でも、芝の1400当たりは今のコンディションで使って欲しいです。スタートに関しては「良いタイプ」って行ってもダート馬の中でやるのと、直1000では全然違うでしょうな。

鈴木伸尋調教師 今日はあまり強力なメンバーがいなかったとはいえ、よく頑張って走っていたね。前が壁にならなかったり、内枠じゃなかったら、という気持ちはあるけれど、権利を取って帰ってきたことは褒めてあげていいと思います。去年もそうだったけれど、新潟は相性がいいのかな。この後はダメージ次第だけれど、回復が早いようなら中1週で芝1200メートルのハンデ戦(飯豊特別・8月30日、日曜日)という選択肢もあると思っています。

 やっぱり「このメンバーは楽」と思ったのか…(愕然)。結果的に凡走したとは言え、1000万ではトップレベルのメンバーでしたよ。この人的には「無敗の3歳馬」とか「上でバリバリやってた降級馬」以外は眼中無いんだろうな。まあ、でも、次走の見込みは有り難い。去年は直線4着→中1週で2着。今年は直線3着→中1週で?

及川の目 体をふっくら見せていましたし、雰囲気は良好。後は内枠でもあったので、直線1000メートルのスピードにどれだけ対応できるか、ということに好走のカギがあると思っていました。ですが、やはりスタートは1000メートルを使ってきた馬が速く、アンジェラスは手綱をしごかれながらの追走。そのときはどうかなという思いもあったのですが、それが残り500メートルくらいからは周りの馬より手ごたえがあるほど。正直、気持ちが昂りました。前がカベで内に切り返す場面などもあり結果は3着。それでもラストはシッカリと伸びて、1着馬との差はわずかコンマ1秒差ですから、競馬内容は価値があったと思います。クラスにも完全に目処が立ちましたし、スピード能力の高さを再認識できました。次走がまた楽しみです。

 私も勝浦がインに切り返したあたりから、前2頭を割ってくるところでは「おっ」と思いました。でも、最後絶対伸びきらないことも分かって見てたので痺れはしませんでしたが。直線の惜敗はあてにならないからなー。スピードがA級なのは、2歳のデビュー2戦目で重賞に出て、鋭く伸びてきた時からわかってたこと。この馬には好走するために必要な武器は揃ってるんですよね。でも勝ちきるための武器がない。誰かが、好騎乗で補ってくれるの待ちです。今日は良かったから、次も勝浦騎手でオッケーですよ。もしくは不可解な経緯で袖にされた吉田豊騎手へのお詫びか。

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