東京TC募集馬検討その2。

 出資確定2頭を除いた「候補」18頭の吟味その2。


14:フレンチデピュティ×ベルモット(牡)

 ぷりっぷりの馬体はいかにもフレンチで魅力溢れる。しかしセール組としてはタイフウジョオーの存在に隠れ、フレンチとしてはフレンチノワール以上のコストパフォーマンスを見込めない印象。大物感と言えばフレンチノワール以上かも知れないが、この血統に大物感は余り求めていないし…。

 厩舎はちょっと気になる。サラブレモバイルでお馴染みの西塚助手経由の情報も見込めるし「エース」ナベヒロとのパイプも。

 ただやっぱ、この厩舎で楽しむなら、安そうな馬が良いですね。

出資可能性…D

15:ハーツクライ×デルモニコキャット(牡)

 そういう人は多そうだが、実は個人的に初年度産駒としてはディープインパクトよりハーツクライに興味がある。東京の値付けだとそうも言えないが、コストパフォーマンスや、血統への熟知度でハーツに分がありそうな気がするのだ。

 写真を見た限りでは、胴体の重そうな、いかにも仕上がり遅いタイプという印象だったが、ムービーの動きだと幾分不安が解消。それでも早いことはないだろうが、父のイメージ通りにはデビュー出来そう。

 なんと言っても橋口厩舎が魅力。ダンスインザダークからのザッツザプレンティ。ハーツからの…この馬?

 コストパフォーマンスという点ではサセッティ、ケイウーマンと並んで最高峰。新鮮味を加味するとサセッティとツートップ。恐らく、サセッティが真っ先に満口になり、次はこの馬だろう。何処まで様子を見られるか分からないが、馬のキャラクター的には、秋以降の成熟を見てから手を出したいタイプではある。悩ましい。

出資可能性…A

16:ハーツクライ×タイキポーラ(牡)

 同じハーツというくくりで考えると、デルモニコキャットとの比較で、好みの差になってくるだろう。個人的にはこの2択は圧倒的に前者。

 それでも、デビュー時期を含めたリスクヘッジや堅実性ではこっちに分があるだろうし、馬自体、敬遠する材料がないのも確か。有馬記念馬×有馬記念馬という配合は、たまらないひとにはたまらないだろう。趣味の世界を一口で満たす人には打ってつけか。

出資可能性…D

17:ジャングルポケット×マイハート(牝)

 ジャンポケ産駒は現役出資馬が居るので−1。

 この安さと、鹿戸厩舎には大変魅力を感じるし、血統的なインパクトも馬体面も値段相応以上のモノはある。

 現時点で出資をジャッジしろと言われればノーだが、年を越えたら案外、一番欲しくなるタイプかも知れない。今後に注目したい。

出資可能性…D

19:クロフネ×オレンジブロッサム(牡)

 クロフネに関しても、シンボリクリスエス同様「そろそろ」とは思っているのだが、如何せん、クロフネ産駒の善し悪しが私はさっぱり分からない。端的に言うと、軒並みよく見えない。

 血統的な安定度が高い母とクロフネの相性は良さそうだし、ミッキーも良い。馬も良い。値段も安い。

 これだけ、買い材料が揃っていて、あまり食指動かないのは、やっぱまだクロフネに興味がないのかなあ、と。年明けになって、他の馬の上昇具合が芳しくなかったら、急上昇するかも知れません。

出資可能性…C

20:クロフネ×ストーミーマターズ(牡)

 19同様クロフネ。どの角度から比較しても、「安い」という部分以外では19より一枚ずつ劣る印象。

 今年、クロフネに出資するとしたら19で間違いないと思う。その場合、20には手を出さない。現状で、無いかな。

出資可能性…E

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