マリサポ、けっぱれ。

■横浜M幹部粛正も…俊輔エスパニョール決定

 どう考えても、首脳陣が席に座り続ける道理のない結末。退任は時間の問題だろうが、それが、マスコミなどを含めた「外圧」で行われるか、サポーターの切なる思いで突き動かす「内圧」で行われるかで、今後10年20年のチームの体質が決まるのではないでしょうか。

 外部から見たマリサポというのは、とてもクール、言い換えれば「醒めている」印象。勿論、私の直接的な知り合いのマリサポは、ネット・実社会の知り合い問わず、熱いタイプが多いんですが。あの、スタジアムのピッチまでの距離のように、何かがその熱を、吸収して、伝え切れていないんですよね。一部の熱量を完全に中和して、消し去る「冷たさ」が、マリノスにはあります。

 横浜という土地にもそういう空気がある。今のマリノスは、まんま「横浜」という感じ。大都会で、表向きは外向的で、洗練されてるけど、実はとても排他的で、一生懸命汗をかく人を馬鹿にしたような所がある。地元発のエネルギーには限界があるように思います。地域密着のクラブではなく、日本中に熱心なサポが居る国民的クラブへ。マリノスというチームが目指すべき方向性は、そちらでしょう。

 まあ、私はマリサポからすると蛇蝎の如く嫌われている「レッズサポ」なので、「やかましいわ」で済まされてしまう遠吠えかも知れませんが。やっぱりねー、冷静にJリーグを眺めた時に、「国を代表するクラブチーム」になり得るのは、鹿でも磐田でもなく、言わずもがな在阪球団であるはずがなく。「首都圏のビッグクラブ」のみ。その資格を持つのは、言い換えれば、その責任を背負う義務があるのは、レッズとマリノスマリノスには、レッズの行く手を阻む強大な壁であって欲しい。これは、一レッズサポとしての、切なる、本音です。そして、お互いに「アイツに負けない」と高め合う存在であって欲しい。あのチャンピオンシップ。赤と、青と、緑で構成されるピッチは、涙が出るほど、美しかった。展開されたサッカーは、決して美しくはなかったけど…。あんな試合が、もっともっと見たいです。

 「がんばれ」と言っても「頑張ってるよ!」と言われてしまうでしょう。なので「けっぱれ」と言いたい。じたばたしましょう。もっと、もっと。いや、実際にはしてるのかも知れないですけどね。そうしたエネルギーが、外に全然出てこないんで、分からないんですよ。そして、それこそが問題だと思うのですよ。

 ちなみに、私の横浜論は、経験から成り立つ「偏見」ですので、ご容赦を。でも、横浜市民以外の、全神奈川県民がそう思ってるんじゃないかなー…。

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