無観客試合ーからのー。

■浦和に厳罰 23日清水戦は無観客試合
■浦和横断幕全て禁止へ…経緯説明社長陳謝

 浦和が独自のサッカー応援文化を築いて、日本を代表するようなサポーター集団になっている(なれている)一方、何度問題を起こしてもこういう問題がなくならないのは、もう、その築いてきた文化そのものが間違ってたと言われても仕方ないよね。代表はしてても、誇れるものにはなれていない。他サポにとっては勿論、大半のレッズサポにとっても、「もううんざりだ」といったところですよね。勿論、レッズというチームが叩かれる時は我々も例外なく叩かれていますし、侮蔑されています。そこは人ごとではありませんので、「無関係の善良なサポーターに迷惑を掛けないで」ってのは虫の良いきれい事ですよね。レッズってのはそういうクラブで、レッズサポってのはそういう人種と大半の人には見られる。それがレッズを応援するってことだと割り切ってはいます。そんなものが、こうした問題の、責任を取る一端になるとは思えませんけど。更に言えば勿論、他クラブのサポーターにとっても対岸の火事では無いわけですが。レッズという善し悪しのサンプルを見て、みんなが襟を正すことが、こうした報道の意義であり、Jリーグの価値を示すことになりますよね。


 さておき、あのスタジアムの雰囲気そのものに疲れてしまって、すっかり足が遠のいた私が未だにサポーターと呼べるのかどうか、よく分かりませんが、少なくとも1ファンとして思うのは、自浄作用や良心的なサポーターが頑張るだけではどうにもならない、ってのはこれまででもう立証されてしまったのかな、ということ。だからといって何もしないことが正当化させるとも思いませんし、良くしようと努力している方々には申し訳なくも思うのですが。もうあのスタジアムに行っても私は一体感を感じられないのですよね。レッズの試合は見たいけど、別の場所でレッズサポという集団に交わること無く、見たい。


 とにかくもっと、悲鳴も出ないような厳罰が下らないと、本当の意味での危機感をクラブと周辺が共有することは不可能なんじゃ無いですかね。応援を盾に傲慢に振る舞うことそのものが目的の方々は、喉元過ぎればまた同じことをしますよ。彼らにとってはチームを応援するってことは、事をなすと言うことと同意義なのでしょうしね。主張をしてすっきりすればチームがどうなっても知ったことでは無い。それを正当化する「俺たちはお前らよりレッズを支えている」という自負。どうもならん。


 アウェーの観客動員などを考えると、リーグとしても厳罰は下しづらいのかもしれませんけど。リーグから直接では無いクラブへのダメージとしては、スポンサーの撤退なんかもあり得ますよね。チームを取り巻く環境がもっと深刻化する前に、クラブとしても後退覚悟で厳しい一歩を踏み出すのか、あるいは現状維持しつつ緩やかな破滅を待つのか。遠い先まで保留して良い問題では無いのかもしれないですね。


 この種のルールや規制は拡大解釈が怖いけど、横断幕や応援スタイルにはもうちょっとチェックと基準をしっかりすべきでしょうな。普通にクラブの認可が下りていない布ものは持ち込み・掲示禁止とかで良いと思うけどね。自由に主張することとチームを応援することは別問題でしょうし。そのはき違えた自由を、浦和サポという蓑を着てスタジアムでやることはない。よそでやれば良いし、余所で出来ないことはスタジアムでもしないで欲しい。そう思います。


 せっかく西川という頼れるGKも確保して、今年は楽しめそうだというシーズン。(当面)最後の1シーズン制でもある2014年。早速振り返るには最悪のけちがついてしまいました。チームは記録映画を作るんでしたっけ。しっかり向き合って欲しいですね。レッズというクラブの代表的な側面に。そうしたら私も買います。一ファンとしての自戒を込めて。

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