(レッドジュリア)出資のポイント。

 新規で出資したクラシーク07ことレッドジュリア(近々、ジョウノナイヤガラ共々馬名に切り替えます)。お仲間が居なくて寂しいので、出資のセールスポイントを。お安いですし、ちょっと小金が余ってて、「もう少し手駒増やそうカナー」と検討中の方。一緒に楽しみませんか?

▼血統面

2代母イントレピディティIntrepidityは英オークスをレコード勝ち。他にもG1を2つ、凱旋門賞でも4着になった名牝。母クラシークは未出走ながら、レインボウクエストRainbow Quest×サドラーという「欧州本格派」の配合。

無論、そのままでは日本には重たい。1つ上はダンス牝馬、2つ上はムーンバラッド(父シングスピール)=ソンナノカンケーネ。これなんか、サドラーの4×3ですからね。こんな血統、日本に連れてきても、せいぜいがダートの長距離馬です。

何かをして、薄めなくてはいけない。現に、祖母にミスプロを挟んで薄めたラインからは、フォーリクラッセやメガトレンドなど、なかなかの活躍馬が出ている。そう、ミスプロアルカセットの父はキングマンKingmambo。言わずもがなのミスプロ系。しかも、日本へ抜群の親和性を示すミスプロ系の雄。JCをレコード勝ちした父には、エルコン、キンカメ級の期待をしても良いはず。ただし、繁殖レベルは数枚落ちるので、平均値は高くないでしょう。そんな中で大物を出す血統として、この超一流の母系は面白いのではないでしょうか。

まあ、そんな血統面(と厩舎)で強く惹かれて、候補に入れていた馬だったのですが。

▼馬体

 募集時の馬体は酷かったですね。これでは流石に、と一旦出資候補外にしました。2歳春過ぎてからの雰囲気で判断しよう、と。伊藤雄先生も言っていましたが、1歳馬というのは、形が崩れがちなので、見てもジャッジしづらい、と。母はこの馬を受胎したまま繁殖セールに出て、多田氏に落札され、下河辺に。当歳時からのケアは向上しているはずですし、2歳になって化ける可能性を期待していました。

 3月くらいから、写真が俄然見栄えしてきましたね。4月5月も順調に右肩上がり(あくまで、個人的趣味。10万超えるような馬ならともかく、安馬の場合は、特にあまり細かい欠点は気にしてません)。この「1歳でイマイチ」→「2歳春以降で良化」と言うパターンは、値段相応以上の成果を得る、という観点では、俄然買いですよね。1歳時、抜群の馬は、クラブ募集でも強気の値段になりますし。そもそも、クラブに回ってこずに、オーナー個人所有になるかも知れないし。今頃「なんだよあんな変わるなら自分で持つんだった」って思ってるかも知れませんよ?(そんなことはーねーかー)

▼厩舎

 久保田厩舎は良いですよ。牧場にいるときも、細かく状態をチェックしてくれるので、ストレスが溜まりづらいですし、成績もぐんぐん向上中です。個人的な押し材料は、最近田辺裕(ナベヒロ)騎手と懇意になってきていること。フレンチノワールも2つ勝たせて貰いました。ナベヒロは上手い! 私が、キー坊(北村宏)、中舘と、この馬に乗ってきた騎手より、全然高く評価しているのは、単なる結果論ではないです。

 タイプとしては、芝馬なのでしょうね。1800以上が主戦場になるタイプだと思います。デビューはあまり早くないでしょうし、勝ち上がる頃にはオークスも終わっているかも知れません。それでも、奥はありそうだし、厩舎の「イズム」とナベヒロ騎手の手腕を合わせて楽しむ代金として、一口2万5千円なら高くはないんじゃないでしょうか(小声で言いますが、未勝利で終わっても、このクラブの補償は結構良いですし)。既に、大物牝馬に出資されている方にとっては、そんなに魅力のない馬かも知れませんが、私のように、既に回転力を計算できる駒(マージービートとジョウノナイヤガラ)がいて、後はダートっぽくて、というラインナップに加えるには最適。まあ、この馬も「キングマンボ系種牡馬の子の終着点」として、最後はダート走ってる気がしなくもないですけどw ジャンポケ、フジキセキゴールドアリュールアルカセットと、良く言えば万能、悪く言うとどっちつかずな種牡馬ばっかり手を出してるなあ、今年…。

 去年はキンカメ(ビンテージチャート)とネオユニ(レッドシャガーラ)出資しました。一昨年はダルブラヴ(インディゴライト)。ファストロックもザ・ロックの初年度。ルクシオンもメテオグローリー…一口初めてから、毎年初年度産駒に手を出してるな。記録途切れるところだったのか。良かった(?)。あ、ドバウィにも出資するつもりだから、2頭になりますけどね〜。

 いや、まあ、そりゃ、私だって「タダであげるよ」って言われたら、この馬じゃなくてロンドンブリッジを選びますよ?w 費用対効果の観点ですね。ロンドンブリッジが高いと言うことではなくて。値段の差ほど、見られる夢は小さく無さそうな血統背景って事です。

当ブログの一口馬主関連記事の一部はキャロットクラブさまより許可をいただき転載しております。記事の再引用、転載はご遠慮願います。