今年も北海道に行ってきました！ 目的は勿論……
センタークマに会うため！！
……ではなく牧場見学です、牧場。今回は出資している３歳以上が一頭も牧場にいなかったので、私の出資している２歳馬と、出資候補馬何頭か、あと同行者の出資馬を見てきました。時期的に一口のみならずＰＯＧファンも気になるところですよねー。まあ、私のレポートが何に役立つかはさておき、今日から場所毎に分けて更新していきます。第１回は「追分ファーム・リリーバレー」。数年前のリニューアルを経て、今注目を集める育成場です。
Ｇ１の勝負服がお出迎えです。
リリーバレーについて最初に愕いたのがこの坂路！ 写真で伝わりますかねーこの傾斜。ここを２歳馬が駆け上がるのはなかなか大変でしょう。頼もしい限り。そんなリリーバレーで私が出資している馬は…
ケルティックハープの１１ことアイリッシュハープです。この馬、須貝厩舎ということと、スペシャル×クロフネでぶれないダート馬だろうな、というので出資した面もあるのですが、実は「リリーバレー体験したい」という気持ちも少なからずありました。それだけに、移動に間に合って良かった！
クラブ更新でも書かれていますが、移動が近そうなこの馬。それが近いどころじゃなかったんですよねー。直近では１４−１３まで坂路でペースを上げており、なんと早ければ週明けも移動予定。もう１週遅かったらリリーバレー行けなくなってるところでした。良かった良かった。
現状は順調そのもの。冬場に少し楽をさせたこともあり、まだ冬毛が出ては居ますが、暖かくなってペースアップして動きの質はグンと上がったそうです。あの坂路でもしっかり乗られており、乗り味は調教スタッフのお墨付き。主戦場は九分九厘ダートでしょうが、少し長めの距離から使って欲しいなーという意見で私も、牧場スタッフ様も一致しました。函館だとダート１７００もあるんですけどねー。
気性はとても前向きで、普段はおとなしく従順。少し堅さはあるけどダート馬としてはまったく問題ないでしょう、とのこと。見学者って、勿論ですが、デビュー前は大きな夢を抱いて馬に会いに来るわけで、牝馬なら桜花賞・オークスどっちに向くかな、もしかしたら阪神ＪＦ間に合うかな、などと鼻息荒くやってきたら、牧場スタッフさんもなかなか言葉を選んでしまいます。私、最初からダート馬と決めつけての出資でしたので、こちらからその話をしたところ、安心していただけたのか、いっぱい話を聞かせてくださりました。
須貝先生もこの馬は結構気に入ってくださっているようですね。ここ２年の成功をベースに、血統レベルは間違いなく上がっている須貝厩舎ですが、私的にはこういう血統が結構しっくり来る部分もあります。とにかく夏競馬から始動できそうなのはとても楽しみ。間違いなく、値段相応以上には「お得」な馬に思えます。現３歳の（同じ須貝牝馬の出資馬）ヨゾラニネガイヲとの比較でも、この段階では互角以上ですね。序盤は選択しも少ないダート戦線ですが、何とか秋までに目処が立てばー。
馬を歩かせて貰ったのですが、そのタイミングでトラクターとニャンコが。アイリッシュハープのみならず、各馬馬房から出てきてそわそわしてました。どっちかというとトラクターを気にしてるのかと思いましたが、スタッフ様曰く猫の方だろう、と。リリーバレーの厩舎猫様は男好きで、余り牝馬の厩舎には来ないらしいのです。この日に限って遊びに来たのでみんな気になったんですね。
ネコが気になりつつポーズを決めるアイリッシュと、ネコをガン見する馬房馬ーズ。
リリーバレーでは、事務局スタッフ様の他、なんと厩舎長さん、調教スタッフさん、アイリッシュの担当さんと４名で応対してくださりました。普通は事務局スタッフ＋担当さんの２メンなんですよね。たまたま、余裕のあるタイミングだったかも知れませんが、こう言ってはなんてすが、安い馬１頭だけを見に来た我々に非常に丁寧な対応。おかげで本当に色んな話を聞くことが出来ました。余裕が出てきて「厩舎に行って環境が変わってカイ食いが細くならないと良いですねー」「その時は須貝先生を沢山食べて見習ってふっくらさせてもらいましょうｗ」なんて話もしてたくらい。本当に楽しい時間でした。
新しくなった育成場で熱意があるといえばそれまでなのですが、こうした人間の気持ちが入った仕事はきっと馬にも伝わるだろうし、伝わって欲しいと思いますね。少なくとも馬主さんには伝わるんじゃないですかねー。我々零細一口者だって、人間の対応一つで「来年も来たい」と思うばかりか、その牧場の埋まってだけで前向きになったり、敬遠材料になったりします。その点でリリーバレーは合格点どころか満点をあげたい（偉そうでスミマセン）。今後は一層注目していきたいですし、今年の１歳もここの馬がいたら積極的に検討したいです。
明日は空港牧場で育成されている「マニッシュコート」「レイズアスピリット」を中心に書いてみますー。
