(スフィラータ)キャロ2歳馬

骨格バランスが整ってきたことを受けて、もみ針や整体治療は終了し、この中間は乗り運動に専念しています。現在は周回ダートコースでダク1600m、ハロン22秒程度のキャンター3200mを行っています。太め感はまだあるものの継続して乗り込んでいることもあり、腹回りは幾分すっきりしてきました。見た目に右トモ脚の肉付きは戻り、通常の歩様も問題ないものとなっています。しかし、松山将師が馬体をチェックし、試しに小さい円を描くように曳き馬をしたところ、トモが流れるなどまだ力弱いところがあることが分かりました。師から「ゆったり目のキャンターで距離を乗り込むことで身体を芯から鍛えたい」と話が出たこともあり、今後しばらくの間は当地で距離を乗り込んでいくことになります。

 スフィラータです。雰囲気がだいぶん、良化してきたように感じます。これは当たればめっけもん、くらいの気安い出資でしたが、好調のゴールドアリュール産駒。案外楽しめるかもしれないですね。お仲間がいないのが寂しいですがー。急激に増えた馬体も、500前後で落ち着いてきた模様。これなら、競馬は480位で迎えられそう。520とかだと故障不安なので良かったです。

現在は屋内周回コースでダクとハロン18〜20秒のキャンター1200mの後、屋内坂路でハロン16秒のキャンター1本を行っています。また週3日は登坂本数を2本にしたり、終いハロン16秒を切る時計も出しています。高めの負荷をかけているにもかかわらず疲れを感じさせることはなく、身体を大きく使ったキャンターは健在で、馬っぷりのよさはこの時期の2歳馬とは思えないほど良いものがあります。ここ最近は坂路を駆け上がる脚捌きにより力強さを感じさせるようになり、また集団調教で先頭に立ったときの手応えが特に素晴らしく、集団についていくのではなく集団をグイグイ引っ張っていく前向きさが目立ちます。父の産駒の特徴でもあるピリッとした面を随所に見せている点も好印象です。なお、本馬は4月23日、24日に行われる第一回産地馬体検査を受検予定です。

 マージービートです。仕上がりの順調な馬が、ブレーキを踏むことなく、産地検査の声がかかるところまで来ました。過去、同じくらい順調だった馬はフレンチノワールに、ウインアンジェラス。アン子はデビュー直前で頓挫しましたが、このまま夏デビューして、フレンチくらい長く楽しめると良いなー。いや、「そんなスケール小さいこと言わず、クラシック夢見ようよ!」とお仲間に怒られるかもしれませんが。私は、この馬は、3〜4勝して、1000万〜準OPの掲示板常連になってくれればうれしいな、くらいの感覚で出資してますのでご容赦を。勿論、良い意味で裏切ってくれたら最高ですが。まずは2歳戦でアドバンテージを生かして、ステークスに挑戦してほしいですね。現在、477キロ。大きすぎず、小さすぎず。理想的。

右前脚深管の痛みは楽をさせたことでなくなり、乗り運動を再開しました。徐々にペースアップを図っており、現在は屋内周回コースでダク800m、軽めのキャンター1600mを基調に、週の半分は屋内坂路でハロン18秒のキャンター1本も併行して行っています。厩舎から調教場へ向かう道中は緊張が見られ、背中を張って、周囲の環境や乗り役の指示に過敏に反応する面がありますが、キャンターを終えた後はすっかり緊張もほぐれ、リラックスした歩様を見せています。ハミをしっかりと受けさせて歩かせると無駄にテンションが上がり、大きく歩かせることができないので、現時点では精神的に追い込むことは避け、リラックスさせることに重点を置いています。深管により調教が遅れていますが、走ってきそうな雰囲気を持っている馬なので、じっくり慎重に事を進めていきます。

 アンヴァルトです。ひとまず、ダメージが抜けたようで安心。がっつりブレーキ踏んだ分、挽回には時間がかかるでしょうが、秋競馬目標くらいでじっくり行ってほしいですね。楽をさせていて450キロない馬体。初子なので小さく出やすいのは仕方ないし、下手に大きいと、体質面の不安が先立つので、まあ、良いんじゃないでしょうか。

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