開幕の姿、見えた。

 今日のレッズとJ。

■浦和原口17歳開幕スタメン濃厚/練習試合

 Kリーグ勢との2試合を通じて、開幕戦の布陣がほぼ見えてきました。

 まず、フォーメーションは4バック。ベースは2ボランチの4−4−2。オプションとして4−1−3−2や4−2−3−1など。

 ポジションを確実にしているのは、GK都築、CBの闘・ツボ、右の細貝、左のヒラ、ボランチの阿部、CFの高原。これに、4−4−2の場合は、ボランチの啓太、STの達也までがほぼ確定。中盤の両サイドは原口の起用が濃厚で、相方は林がここへ来て急浮上。今度のコンディション次第だが、山田ノブも絡んできそう。1トップの場合はトップ下でそのまま達也か、ポンテ。高原不発の時にはエジ。CBどちらか痛んだらホリ。無論GKの控えとして山岸。以上の16人が「開幕のベンチメンバー」となるだろう。

 あとはサイドでポジションうかがう野田や永田、高橋。中盤の赤星や山田ナオ、セル。コンディション戻れば梅崎とアレ。この辺りまでは確実に構想に入ってきそうだ。

 このチームの浮沈を握るのは2人だろう。まず阿部ちゃん。昨年までは、守備での便利使いに終始し、彼の良さである攻撃のセンスがほとんど発揮されなかった。彼の最大の長所は「泥臭さ」。技術がしっかりある上に、汗かき仕事を攻守で厭わない。その分、派手に働きたい選手のフォローに追われるケース多いが、そっちはスペシャリストの啓太に任せればいい。阿部ちゃんが中盤の底からバンバン相手ラインを犯すことで、中盤の選手が働きやすくなり、結果FWが仕事しやすくなる。千葉時代のように「王様」になることは出来ないだろうが、今年は「阿部ここにあり」を内外に知らしめる一年になりそうな気がする。無事過ごせば、宿願の海外も見えてくる。

 そして高原。去年でハッキリしたことだが、彼は「後はお願いします」と任されて仕事するタイプではなく、周囲に活かされるタイプ。ドイツ時代に今ひとつブレイクしきれなかったのも、その辺だろう。無論、目指すはジュビロ時代のプレースタイル。そのためには、彼のコンディション以前に、周囲の「活かす意識」と、運動の質量が大事になる。相方の達也やポンテに任せていてはいけない。中盤の原口や林(山田ノブやセルや梅崎)、ボランチから上がる阿部ちゃんの仕事が不可欠だ。高原を輝かせ、代表のエースに戻せるか。これは、日本サッカーから浦和が預かった「宿題」と言っていい。一度、赤点回答を出した。この補修に落ちるわけにはいかない。

 エジに関しては、高原と、エメやワシン(お任せ系FW)の中間という印象で、帯に短し…の感は否めない。高原との2トップの相性は最悪で、今年はそのパターンはないだろうが、彼が好調のままベンチに控えていることで、高原の尻に火がつくことを期待したい。勿論、結果出さなければいつでも取って代わる。

 まあ、あとは代表での「勤続疲労」で闘、達也、阿部ちゃんが潰れないことも大事だが、今年はバックアッパーが充実している(バックアッパーを使いこなせる指導者が居る)。闘あたりは、クラブでのスタメンに固執して、トラブルを起こすことが容易に想像される。そこで、フィンケ指導力が問われてくるだろう。阿部ちゃんには啓太と細貝が居るし、達也にはセルと原口が居る。頼もしい。

 過去数年。こんなに開幕が楽しみだったことはない。オシム時代の代表に通ずる期待感。だからといって「優勝だ」なんて思ってはいないリーグの究極目標は3位。そして、カップ戦までフルに戦う中で、以下に選手層を使いこなせるか。シーズン終わり頃には、レッズから代表候補が倍に増えていると良い。

■強化担当の原氏が浦和を絶賛/練習試合

 鬱陶しい。オッサンは、夢見てるならずっと見てる、現実にいるなら夢見事はぬかさない。半端に夢現の状態で周囲をフラフラされたら邪魔でしょうがない。

 関わったことのあるクラブ(のサポ)は大半が、オッサンが「理論(理想)弁慶」なのを知っててうんざりしているので、知られてないクラブにつきまとったらどうか。サッカー界全体ではまだ「あの人のサッカー知識が活かされる」という期待感があるように思えるし。どうぞ、そちらへ。

■「一時退場」導入を協議 国際サッカー評議会

 いいんじゃなかろうか。受け入れられるまでの間は、確実に反対意見やマイナス意見の方が多いだろうが、慣れればしっくり来ると思うし。

 あとは流れを止めずに選手が出入りするのも良いと思う。それ専用の審判を置いて。

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