おめでとう、と言いたいけど…

■バッファロー吾郎が優勝1000万円獲得

 キングオブコント。決勝に「無いでしょ」ってレベルの組が残りすぎて、はっきり言って「キング」に相応しくない雰囲気。バッファロー吾郎を必要以上に貶めるつもりはないけど、イベントとしては、先がないんじゃないカナー。M−1同様、2回目で大幅改善する可能性もなくはないけど…。

 松本も、芸人としては心から敬愛しているけど、芸人をプロデュースする側としての才能ははなはだ疑問で。紳助とは格が違うと感じざるを得ない。民主主義のようで楽屋ノリ、公正なようで、身びいき。松本はそこを脱し得ない人。改めてプロデュース能力の低さを露呈してしまった気がする。「すべらない」といい、無理してるのはあんま見たくない。松ちゃんは紳助にはなれないよ〜。

 ほっといても、このメンバーで格が違うバナナマンが優勝すると思いましたが、まあ、色んな意味で「関西の意地」の勝ちですかね。実力ではなく、勢力図的な面で。関西はお笑いなら何でもナンバーワン、って無理があるでしょ。こうして、無理に勝たせても、かえって違和感が強くなるんじゃないかな。TBSと吉本の公開デモンストレーションでした、という感じ。これなら関西ローカルで放送すればいいのに。

 個人的には、今、コントではバナナマンが日本一面白い(勿論、全てを見ているわけではない狭量な発言です)。レベルが違う。関西系の「コント」ってやっぱイマイチ笑えないなー。小狡い、と言うか、「こんなん好きでしょ」という笑わせ方。漫才とは逆で、関西でしか通用しないやり口に思える。TKOは好きだけど、もう少しユルイ舞台の方が活き活きしてますね。バッファロー吾郎は「笑わないと笑い通じゃない」みたいな感じ? あんまり好きじゃないです…。他は特に言うこと無い。

 M−1もだいぶダメになってきたし、R−1は優勝出来るレベルの人が毎年2・3人しか出てないし、この企画も…。これなら正月のドリームマッチだけで十分です。もう、関西発の全国コンクールは、ネームバリューでは騙せないくらい、メッキが剥がれている。ローカルの方が面白いこと出来るんだから、わざわざ薄めて、全国向けにする必要感じない。それで、「この程度?」と思われる関西芸人もちょっと可哀想だし。

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