(アルシラート)勝った

 勝っちゃった……ヨ〜……(やり場のない、振り上げた拳)。

 プラス10キロは明らかに余裕あるし、相変わらず腰も頼りない。出遅れ覚悟。そんなに入れ込んでみることもないし、気楽に馬券買わず観戦。

 一頭思い切り出遅れたのでアルシと思いきや、断然人気のスターアイル。アルシはと言うと、早くはないが、一応ちゃんと出ていた。そのまますっと中団。やっぱ芝より全然走りやすそう。3コーナーで先団に取り付き、4コーナーで前2頭を見る位置を周り、3番手で直線へ。追い出すとあっさり抜けてそのまま1着ゴール。2着とは1・1/4差。

 競馬ってのはベストを尽くしても負けることがあるし、尽くさなくても勝つことがある。だから面白いんだけど。これで陣営とクラブがまた喜ぶと思うと、出資者の喜びは半減です。ダートでの楽しみは今後もかなり大きいですが、思い入れとモチベーションが元通りに復帰するにはまだまだ掛かります。ダートの上級条件〜OPの層の厚さは半端じゃない。ですが、1000万まではあっさりな気がします。そこから先は、馬の腰の成長と、陣営の能力次第でしょうね。

 まあ、でも、本当に、色々文句言いましたし、今でもありますけど、ほっとしたというのが素直な心情です。ここまでのストレス溜まりに溜まる1年を耐えたのも「まだダートがある」という保険に依っていたので。それだけに、ベスト条件じゃないとは言えここで負けたらもう終了と思ってましたので。あとは、まだ「ダメ」なわけじゃない芝も時々使って欲しいです。ダートで頭打ちになったら(ないし、除外ラッシュに嵌ったら)でいいですけど。

▼クラブコメント

 まずまずのスタートから、レースの流れに乗って無理なく好位に進出。4角では4番手まで押し上げ、直線残り100mで先頭に立つと、そのまま後続を抑え込み先頭ゴール。待望の3勝目を挙げています。
「芝もイケそうですが、軽いダートも問題なかったですね。とにかくスピードはありますが、こちらが走るのを止めさせることもできてしまうタイプ。マイル戦ともなってくると前半はある程度タメる必要がありますので、そこでスピードを殺してしまう分、結果が伴わないのかもしれません。“自分中心で走っている” 性格ゆえ、今日のようにバァーと行かせて、バァーと押しきる競馬の方が合うということでしょうか。道中は余裕があり、終いはもう遊んでいる感じでしたからね。馬体増(+10kg)は特に気になりませんでした」(佐藤哲騎手)
◆1000m、ダート競馬、余裕のある馬体づくりと、今回はこの先も睨んでのチャレンジの一戦となったわけですが、唯一の難敵と目された1番人気馬の大出遅れもあり、「結果的には強い競馬」(森調教師)をみせてくれました。力の要るダート適性や昇級を踏まえたうえでの番組選びなど、まだまだ路線をハッキリと固定することはできないものの、今回のレースで得たものは大きいはず。昨年4月以来、久々の美酒。まずは勝利を称えてあげたいと思います。(HTC)

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