(ウインアンジェラス)惜しいッ!

 ウインアンジェラスは新潟8Rに出走、タイム差無しの2着でした。

 パドックでの出来は良好。前走ほど(相手関係も含め)際だった出来には見えないけど、まあ、維持ってところかな。揉まれない外は良いだろうし、勝負できる。グレースエポナは流石に見栄えする。強敵だろう。しかしオッズの差ほど力差は感じない。それに蛯名だし、この人気ならw確実に出遅れるだろう。相手は3歳と内田のヒカリマーガレット。前走より相手はずっと強い。それでも500万で相手選ぶようでは困る。ここは好走期待できると見て、オッズ付く単にドカン。複と3連複も少々。

 柏木は前走同様アン子本命。いい人だw

 スタートはかなり良い。隣のブルーミンバーもスタート早く、内へ入れるのに手間取ったが、芝の脚力も活かして先団へ。掛かるでも追走に苦労するでもなくスムーズに進み、外から並び掛けて3頭雁行で直線へ。逃げ馬が脱落し、オールタイムベストとの一騎打ち。後藤は相手の騎手よりワンテンポ遅れて追い出したが、併せて粘りのある相手。最後は上げ下げでハナ差の2着。

 うーん惜しい! 99%完璧な競馬だったけど、残念なのは、最後の後藤が追い出しを待った点。乗り方としては文句なしなんだけど、アン子は溜めて弾けるタイプではない。その代わり反応の良さとスピード、単騎でもソラを使わない集中力が武器なので、コーナリングで前へ出てしまえばそのまま押し切れただろう。結果的にアン子は少し力を余して、オールタイムベストのお釣りを引き出してしまった感じ。まあでも、初騎乗なので、仕方ないかな、と思う。是非次も乗って欲しい。やっぱ短距離ダートは抜群に巧い人。

 アン子はカッコつけタイプの天才肌。並んだ相手が必死の形相だと「ワタシそこまでして勝ちたくないしぃ〜」とか言うのでしょう。居ますね、人間でもそんな奴w 陣営もそこはしっかり把握して、騎手に伝えておいて欲しいな。

 それでも、改めて500万突破は時間の問題であることを証明してくれたし、1200をこなせたことも大きい。これで(1400限定馬より)幅は広がる。単(2万買ってました…)は外したけど3連複は本線で取ったので元は取れた。今後も元気に頑張って欲しいです。

追記:レース後の後藤の談話「並ばずにピュッと離した方が良かった。並んでから自分でレースを止めてしまっている」(要約)。そうなんだよ! 分かってるじゃないか。勝てるレースだっただけに敗戦は残念でしたが、敗因分析にブレがないだけ、次に期待が持てます。是非また乗ってください。
 しかし、まだ「幼い」印象の残るコメントが出るなあ。この馬の完成期はいつなんだ?

▼クラブコメント
後藤浩輝騎手 スタート直後は持っていたイメージほど行けない感じはあったのすが、すぐに流れに乗れましたし、内を見ながら絶好の展開。勝負どころの手ごたえも抜群で、いつ抜け出そうかと図っているくらいだったんです。ところが、並ぶまではいい感じで行くのに、並んだところで納得してしまうというか、抜こうという気がないんです。さらに抜け出してからは、フッと力を抜いてしまうところを見せて、最後に差し返されてしまいました。返し馬でフワッとする素振りがあったので、警戒はしていたのですが、最後の最後にやられてしまいました。ラストだけちょっと出るという競馬を意識していればよかったのかな…。チークピーシーズなどを試したほうがいいかもしれません。

鈴木伸尋調教師 完全に勝ったと思ったんだけれど…。先週から勝つべき馬が2着続き。完全に調教師の流れが悪いせいです。次走は中山の開幕週に牝馬限定戦のダート1200メートルがあるので、短期の放牧を挟んでそこを目指して進めていこうと思います。ジョッキーの進言もあったので、次走ではチークピーシーズの着用も考えようと思います。

及川の目 ラスト200メートルくらいまでは、ほとんど思惑どおりに進んでいましたから、圧勝まで想像してしまいましたが、思ったほどの伸びが見せられません。それでも勝ったと思ったのですが、クビの上げ下げのタイミングでハナ差の2着。手ごたえでは「完勝だった」そうですが、それでも負けてしまうのですから競馬の難しさを改めて痛感しました。これまで「気を抜く」という指摘はなかったアンジェラスですから、その点に心配はありますが、このクラスで力上位は間違いありません。次走ではすっきりとした結果を期待したいです。

 天狗調教師、急に凹むw 両極端なんじゃ。次走の選択も良い。そうやって、地に脚をつけて、ちゃんと仕事していればすぐに好転しますよ。そうしたらすぐに鼻が伸び出すんだろうけどw

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