(アルシラート)腰が甘いのは馬じゃなく。

 競馬にうつつをぬかしていたせいで、こんな時間まで仕事してました。クラブ更新出ました。

 大きく出遅れたものの、すぐに馬群の最後尾に取り付き、内々の経済コースを通って直線へ。ちょうど1頭分の進路が開いており、懸命に脚を伸ばしにかかりましたが、最後は前と脚色が一緒になってしまい、結果13着での入線となっています。
「聞いていた通り、ゲートは苦手。左に出ようとするのを右に戻すのが精一杯という状況でした。でもその後は特に引っ掛かることなくついて行くことができ、道中は内々でジッと我慢。4角から空いている内のスペースに突っ込んで行ったところ、結構反応が良かったので一瞬オオッと思いましたが、すぐにシュンと止まってしまい、最後は他馬と同じ脚色になってしまいました。芝の走りも悪くありませんが、個人的にはダートのほうがいいような気がします」(池添騎手)
「スタートは相変わらずですが、道中でガーッと行きたがるところをみせずに、ちゃんと折り合っていましたね。直線で内があまりにもガラッとあいたものですから、一瞬もしかしたら、もしかするんじゃないかと思ったのですが…。それでも勝ち馬から時計ひとつ負けていませんし、この馬なりに頑張って走ってくれていると思います」(森調教師)
◆番組上、なかなか使いたいレースに使うことができず、苦しい状況下での出走。ましてや久々の芝、重賞メンバー、テン乗りという条件を考えれば、“出遅れて2着とコンマ5秒差”は決して悪い内容ではなく、本馬も現状における力を出し切り、頑張って走ってくれていると思われます。なお、師は「ここにきて性格のキツさが一段と増してきている」点を危惧。今後については、あくまでもレース後の状態を確認しながら考えていく方針となっています。(HTC)

 芝でもダートでも、小出しに脚を使っちゃうと直線でぱっと足使ってすぐ止まっちゃうんですよね。昨日のレースは、仕上げの失敗を考慮しても、やれる限りやったと言える内容だったでしょう。テン乗りの騎手では、出遅れて平然と最後方から行くのは難しい。ましてや、幸運が重なって得た格上挑戦で、久々の芝。あれ以上はないです。100点ではないけど、100%。そういうレースでしたね。

 ダートは準OPで入着級が限界という答えは出ています。芝の短距離を使ったからと言って、3歳時のような末脚を繰り出せるかどうかは未知数。とにかく、小倉ないし中京の自己条件1200で、道中動かず外差しの終いに賭ける競馬をして欲しいです。しかも、単発ではなく、数戦続けて。3〜4戦目で嵌る可能性は低くない。この条件を勝つとしたら、そう言った「我慢と信念」が必要でしょう。我慢と信念。厩舎とクラブに、一番足りないものだけどな。馬の腰も甘いけど、厩舎の腰は輪を掛けて。

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