皆が自覚すれば。

■トップチーム新体制についてレッズオフィシャル

 こうしたコメントをクラブが出せるというのは良いことです。日本のプロスポーツは説明責任なんて存在しないような態度を取りますけど、レッズはそうなってはいけない。ちょっと嬉しい。小さいクラブ、市民クラブがこういう態度をとれるのは自然だと思いますが、その自然さを失わないビッグクラブになって欲しい。それこそ、他のクラブは絶対マネできないことで、我々の望むレッズだ。

 大事なのは、サポーターも、選手もフロントも「俺たちはチャンピオンじゃない」と自覚することだと思うのですよ。レッズは負け犬だ。ずっと負け犬だった。ちょっと勝ったくらいで天狗になってどうする。それは「今までの結果に満足した」という態度だ。俺は満足していない。面白いサッカーをして、今の結果を出せれば満足するかも知れないが、あの内容で満足できるはずがない。まだ、ポテンシャルの5割も出していない。

 逆説的だが、王者の驕りを遠くに置くことでレッズは王者たり得る。大事なのは「リーグ制覇」。それを成し遂げた上でのACLであり、クラブW杯。ナビスコ天皇杯は若手を試せ。今年勝つためではなく5年後に力を落とさないための経営戦略を見せて欲しい。どんどん抜けていく生え抜きの若手。幾ら金があって即戦力を引き抜けても、ベースになる生え抜きがそれらを脅かさないと、競争は起きず、乖離するのみ。育成から立て直せ。

 まず、「地に足の付いたビッグクラブ」への第一歩が一昨年・昨年。エンゲルス体制になったのが第二歩。形が見えるのは6月まで待つよ。それまでは色々調整していきましょう。

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