2着でした。

 ファストロックは札幌9Rに出走、2着でした。
 馬体重は変わらず。この辺の「キープする仕上げ」に関しては、当代最高峰とも言えるカズーの手腕。雰囲気もまずまず。流石に500万で上位争いをしてきている猛者相手なので、子供っぽく見えるのは仕方ない。逆に言うとそれだけ伸び代が大きいわけだし。

 レースは予想通りの展開。スタートは特別速いわけではないが、3歩目くらいで既に頭を取った体勢。最内と言うこともあり、そのまますんなりハナ。マイネルとラードロランダムに絡まれる格好だが、折り合いは付いているしペースも抑えている。前半1分3〜4秒くらいの時計。良い感じ。マイネルが完全に外からマークしている。3コーナー。少しペースを上げ、後続は手綱をしごいているが、ファストは全く動かず。マイネルは少し手が動いている。残り400で岩田の手が動く。びっしり外からマイネルコーナリングでまた1馬身前へ出て直線へ。流石に未勝利の相手とは違い、ここから離れない。マイネル来る。並ぶ。残り100でマイネル前へ。あとは2馬身半離されて2着でゴール。3着タニノウィンザーとはまた2馬身半差。

 うーん、是非勝って欲しい競馬でしたが、昇級初戦、相手が相当揃っており、かつ最大の敵マイネルにびっしりマークされる苦しい展開。スローの逃げとは言え、決して展開は楽ではなかったけど、3着とは離れた。これではっきり500万も突破する力があることは分かり、安堵しています。今日より強いメンバーが古馬勢で揃うことはまず無いでしょう。あとは3歳同士の兼ね合い。

 しかし、これだけやれる馬だから、もう少し早くデビューできていればなあ、と思うのは贅沢でしょうかね。まあ、ともかく今日は勝ちこそ無かったもののまずまず満足できる1日でした。

▼クラブコメント
 揃ったスタートから、前走同様に自然とハナを奪う競馬。終始、人気馬にマークされる厳しい展開をこらえながら直線の叩き合いを迎えましたが、残り100mで交わされてしまい、結果2着での入線となっています。
「ず〜っと勝ち馬にマークされっぱなし。本当に疲れました。スタートしてから少し行きたがる所があったものの、これは許容範囲。マークされている分、馬がハミを噛む感じで掛かり気味になるのは余計でしたね。あまりにもしつこいので道中で引き離してやろうかとも思いましたが、相手の手応えも楽そうで、最後までくっ付いてきそうでしたから…。これが立場が逆であったり、多頭数でバラける競馬であれば、また結果も違ったはず。決して逃げなきゃいけないタイプではなさそうですし、走る雰囲気を持った馬ですよ。ツラい競馬でも2着。頑張っていると思います」(岩田騎手)
「こちらは昇級緒戦の3歳馬。デビューが遅れたことを考えれば、よく走ってくれていると思いますよ。上がってきてからの息の戻りも早いですし、今、きっと状態が良いのでしょう。この後も問題がないようであれば、来週29日(土)札幌8R500万下(芝1800m)戦への連闘も視野に。一応、藤田騎手にも声をかけておきました」(藤澤調教師)
◆負かされた相手は、1000万条件でも好走を重ねてきた経験豊富な実績馬。3着以下を突き放していることでもありますし、つねに睨まれる厳しい立場であったことを考慮すれば、決して悪い内容ではありません。このクラスでも難なく目処が立ったことですし、今後も一戦一戦力をつけていきながら、上を目指していきたいと思います。(HTC)

 連闘歓迎! 中山は向くと思わないし、東京の長い直線もどうか。札幌で勝っちゃいましょう。コンディションも、レース前に見た感じ、まだ一杯には余裕ある気がしました。

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